「馬力」と「トルク」の違いとは?分かりやすく解釈

「馬力」と「トルク」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「馬力」「」の違いを分かりやすく説明していきます。

「馬力」とは?

「馬力」は、昔は、一時間あたりに出せる力でしたが、今現在は、一分間あたりに出せるパワーのことです。

なお、エンジンのパワーは、エンジンの回転数と「トルク」というエンジン自体が一回転する際のパワーを掛け算することで「何馬力」という値を示すのです。

つまり、回転数×「トルク」=車のエンジンの「馬力」になります。


「トルク」とは?

「トルク」は、エンジンが一回転してパワーを生み出した際の力のことです。

なので、この値がものすごく大きいとエンジンの内部が一回転して、動力部が一回転する際の力が大きくなります。

しかし、「トルク」は、高くなりすぎるとエンジンでは高い圧縮をかけているため、エンジン自体の回転数は低くなるという特性があります。

だから、ディーゼルエンジンは、エンジンの回転数が小さすぎる割には、トルクが通常のエンジンより高すぎるがゆえ、エンジン自体の回転が低くともパワーがあるのです。


「馬力」と「トルク」の違い

両者の違いは、「馬力」は、エンジン自体の総合パワーで、「トルク」は、エンジンが一回転した際に生み出すパワーというだけです。

なので、エンジンの総合パワーは「トルク」とエンジンの回転数を掛け算することで「馬力」となります。

「馬力」の例文

・『このエンジンは、5馬力である』

「トルク」の例文

・『トルク不足でエンジンの回転が上がりきってもパワーがない』

まとめ

「馬力」については、回転数×「トルク」で、求めることができます。

なので、「トルク」が割とエンジンでは重要で、軽自動車のエンジンは、「トルク」がないんですが、実は32馬力だったり64馬力だったりと割とパワーがあります。

これは、回転数で「トルク」不足を補っているからで、回転数がものすごくあれば、「トルク」が不足していてもそれなりにパワーが出るのです。