「封書」と「封筒」の違いとは?分かりやすく解釈

「封書」と「封筒」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「封書」「封筒」の違いを分かりやすく説明していきます。

「封書」とは?

封書とは、ふうしょという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解可能な事でしょうが、閉じ合わせるや出入り口を塞ぐといった意味の封の漢字に、手紙や文書、文字を記すといった意味がある書の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ封書は、封をした状態の手紙という意味を表すのです。


「封書」の言葉の使い方

封書は、葉書と同じ手紙の一形態ですが受取人しか内容が確認出来ない様に工夫した物に対して使われる言葉となっています。

具体的には、途中で他人が盗み見る事が出来ない様に、糊やシールを使って封をした状態の手紙や書状に使用されているのです。

そのため友人への挨拶ではなく、少し込み入った内容を書いたり、会社に出す等少し堅い相手に手紙を送る場合に、この封書という言葉が使われたりします。


「封筒」とは?

封筒は、ふうとうという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、ふうをしたものや閉じ合わせた箇所といった意味を持っている封の文字に、中が突き抜けている円柱状の管等の意味を持つ筒の文字を加える事で完成した言葉となっています。

以上の事から封筒は、手紙や文書等を封入するために使用する袋を示すのです。

「封筒」の言葉の使い方

封筒は、手紙等を入れるための方形の袋に対して用いられる言葉となっています。

中に文書や書類等を入れた上で文字通り封が出来る様になっており、外面に宛先を書く等する事により、郵便として出す事も可能です。

白色か茶色の物が多く、用途に合わせるために様々な大きさの物が存在しています。

主に封をして郵便物として文書等を送る際に使用される物ですが、相手に直に受け渡す際や書類等を保管する際にも、この封筒が用いられていたりするのです。

「封書」と「封筒」の違い

封書と封筒の文字表記を並べた上で見比べを行ってみると、2文字目の漢字が書と筒という明らかな違いがある事に気付く事が出来ます。

所が最初の文字は共に同じ封の漢字であり、どちらも郵便を利用する際に登場する事が多い言葉同士です。

お陰でいざ使い分けを意識すると、2つがごっちゃになる人も珍しくありません。

とはいえ2文字目の漢字が違う事で、表す意味合いにも違いが生じているのです。

まず封書は、封が閉じられている状態の手紙や書状を表します。

一方の封筒は、主に手紙や文書を入れるために利用する筒状の袋を示すのです。

まとめ

2つの言葉は、どちらも最初に封の漢字が用いられており、共に郵便物を出す時に登場する事が多かったりします。

ですが2文字目の漢字が違う事で、示す意味にも相違点を見出す事が可能です。

ちなみに封書は、封をした手紙や書状という意味に使用される言葉となっています。

対する封筒は、手紙や文書を封入するために使う四角い袋に対して用いるべき言葉です。