この記事では、「マスコミ」と「メディア」と「マスメディア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「マスコミ」とは?
大衆とのコミュニケーションの意味である、マスコミュニケーションの略語です。
新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、映画、インターネットなどがマスコミの発信側に立っています。
国営や公営、民放、雑誌社など民間や公営などは問いません。
発信する媒体は動画、音声、文章など一般的な発信方法はほぼカバーしています。
受信側は大衆、一般人などの表記になり、発信側を中心にマスコミと呼びます。
「マスコミの取材」「マスコミからの情報」などの使い方があります。
国によって事情は異なりますが、マスコミの概念自体はどの国にもあります。
「メディア」とは?
メディアとは情報を伝えるための媒体を指しており、新聞(紙)、雑誌や電子書籍、テレビ、ラジオ、インターネットなどだけではなく、USBメモリやSDカードやDVDなどもメディアとなります。
テレビゲームの世界でメディアと言う言葉は、ブルーレイなどディスクを使用したゲームなのか、ダウンロードしたゲームなのか、カートリッジを使用したゲームなのかを指します。
インターネットでもYou Tube、ホームページ、ブログ、インスタグラム、フェイスブック、ツイッターなどをメディアと言う場合もあります。
かつてマルチメディアという言葉がセールスポイントになった機器がありましたが、ゲーム機であればゲーム以外に音楽の再生や画像ファイルの再生ができるなど一台の機器で多様な媒体を扱えることをマルチメディアと呼びました。
「マスメディア」とは?
大衆に発信するための媒体がマスメディアで、マスコミの発信手段となります。
新聞(紙・電子版)、雑誌、テレビ、ラジオ、映画、インターネット、屋外広告や車内放送による宣伝などが含まれています。
大衆に発信するという性質から、雑誌や新聞などと比較すると高価格で対象が限られていて購入が必要なDVDディスクや来場者向けなど限定的な配布となる宣伝データを入れたUSBメモリなどはマスメディアからはやや離れた存在と言えます。
「マスコミ」と「メディア」と「マスメディア」の違い
大衆に向けたコミュニケーションがマスコミで、その媒体がマスメディアとなります。
マスメディアはテレビ、ラジオ、インターネット、新聞、雑誌などあらゆる媒体を使用しています。
「マスコミ各社」という言葉はマスメディアを利用して発信する会社を指します。
メディアは情報を伝えるための媒体という意味で、作品を伝える手段という意味合いも含まれることからDVDディスクやゲームカートリッジなども含まれます。
まとめ
マスコミとマスメディアの意味はかなり近しくなっており、発信元のマスコミと発信媒体のマスメディアというところで違いがあります。
メディアは情報を伝えるための媒体という意味からよりマスメディアとくらべより多様なものを指します。