この記事では、「エンゲージリング」と「結婚指輪」の違いについて紹介します。
エンゲージリングとは?
エンゲージリングとは婚約指輪のことで、婚約する際に男性から女性に贈られるのが一般的です。
正式には「engagement ring(エンゲージメントリング)」といいます。
その歴史は古く、古代エジプト時代に誕生したといわれています。
当時、象形文字が使用されていましたが、結婚は円で表されていました。
麻をその形に編んだものが指輪の原型です。
その後、鉄で作った指輪を婚約の時に贈る風習が生まれました。
日本でエンゲージリングが贈られるようになったのは、1950年代頃といわれています。
ダイヤモンドの輸入が解禁されたり、高度経済成長期によって人々の暮らしが豊かになったことも背景にありました。
結婚式のスタイルが洋風になるのと共に、婚約時にエンゲージリングを贈る習慣も定着したのです。
エンゲージリングはそのほとんどに、ダイヤモンドが使われています。
ダイヤモンドの煌めくような輝きは、固い絆や永遠の愛の象徴とされているからです。
結婚指輪とは?
結婚指輪は、結婚した証に夫婦で身に付ける指輪のことをいいます。
マリッジリングと呼ばれることもありますが、これは和製英語になります。
本来はwedding ring(ウェディングリング)といいます。
日常的に身に付けるものなので、シンプルなデザインが好まれることが多いです。
結婚指輪の素材には、プラチナやゴールド等があります。
一口にゴールドといっても色々な種類があり、ホワイトゴールドやピンクゴールド、イエローゴールド、オレンジゴールド等様々です。
日本では圧倒的にプラチナの人気が高いですが、欧米ではゴールドの方が人気があります。
また、ジルコニウムやチタン等の素材を使った指輪もあり、金属アレルギーが起きにくいと注目されています。
日本では結婚式の際に、結婚指輪を交換する儀式を行うことが多いです。
エンゲージリングと結婚指輪の違い
エンゲージリングは男性から女性に贈るのが一般的なので、女性だけが身に付けるものです。
それに対して結婚指輪は、夫と妻の両方が身に付けます。
また、エンゲージリングには、宝石が付いていることが多いです。
そのうちの95%以上はダイヤモンドです。
特別な日にだけ身に付けることが多いので、華やかで存在感のあるデザインが好まれます。
結婚指輪の場合、男性も身に付けますし毎日身に付けることも多いので、シンプルなデザインを選ぶ人が多いです。
真っすぐなストレートラインや波打つようなウェーブライン、アルファベットのVのようなV字ラインがあります。
まとめ
エンゲージリングは婚約した時に男性から女性に贈られる指輪です。
そのため女性だけが身に付けます。
結婚指輪は結婚した証に身に付ける指輪なので、夫婦で身に付けるものになります。
また、エンゲージリングにはダイヤモンドを使っていることが多いです。