この記事では、「アコギのコード」と「エレキのコード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アコギのコード」とは?
「アコギ」とは、「アコースティックギター」のことですが、そのアコギで演奏されるコードは、主に「ローコード」、または、「ローポジション」と呼ばれる押さえ方が用いられます。
ローコードは低音域から中音域まで幅広く含み、豊かなサウンドが得られます。
また、アコギのスチール弦は、ハイコードよりローコードのほうが弦を押さえやすく、コード演奏が易しいのが特徴です。
「エレキのコード」とは?
「エレキ」とは、「エレクトリックギター」のことですが、アコギと同様のローコードをはじめ、ハイコードやメロディー演奏など、様々なコード弾きやフレーズ弾きがあります。
また、エレキは弦と指板との距離が近いため、どのポジションでも比較的演奏しやすいのが特徴です。
「アコギのコード」と「エレキのコード」の違い
アンサンブルとしての側面から、それぞれのギターの役割や演奏方法で考えた場合、アコギは、ローコードでコードサウンドを掻き鳴らすアレンジがとても多い楽器です。
一方で、エレキは、ローコード演奏もありますが、ハイコードでリズムを刻むアレンジや、曲調によっては、パワーコードまたはルートファイブと呼ばれる、ビートを刻むためのコードポジションでの演奏が大きな役目になっています。
高度な演奏技術が必要ですが、アコギやエレキには、カッティングと呼ばれるパーカッシブな演奏方法があり、この場合はハイポジションで演奏されるケースが多くなります。
そして、ギターのコード演奏をするための重要なポイントとして、「バレー、セーハ」が挙げられます。
「バレー」は英語、「セーハ」はスペイン語で、人差し指で複数の弦を一度に押さえてコードを押さえる演奏方法を指しています。
この「バレー、セーハ」が難しく感じて、ギターを覚えることを諦めてしまう人がいるほどです。
この押さえ方を習得するには、練習や慣れが必要なのは確かです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「アコギのコード」と「エレキのコード」は、基本的には同じですが、それぞれのギターの特徴を生かすために、様々なコードの押さえ方や演奏方法があることが分かりました。
みなさんもギターに親しんでみてはいかがでしょうか。