この記事では、「クラシックギター」と「フォークギター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クラシックギター」とは?
クラシックギターは、ガット弦、ナイロンナイロン弦、フロロカーボン弦などが張られたギターの種類を指します。
スパニッシュギター、あるいは、ガット・ギターとも呼ばれています。
クラシックという名前が付いていますが、クラシック音楽にのみ使われるということはなく、ジャズやポップス、タンゴやボサノバなど、世界中のあらゆる音楽ジャンルで使われ、親しまれている楽器です。
「フォークギター」とは?
フォークギターは、スチール弦が張られたギターの種類を指します。
フォークソングやカントリーミュージックなどでとてもよく使われています。
最近では、アコースティックギターと呼ばれることが多くなり、略称として「アコギ」と呼ばれ親しまれています。
「クラシックギター」と「フォークギター」の違い
クラシックギターは、基本的には指先で演奏します。
対して、フォークギターは、指先の他に、ピックと呼ばれる道具を使い演奏されています。
ギターの形状も様々ですが、クラシックギターの方が一回り小さいサイズになっています。
演奏者は、指板(しばん)と呼ばれる部分を指で押さえて音程を調節しますが、クラシックギターの指板は広くて薄い形状、フォークギターの指板は狭くて太い傾向があります。
また、張られた弦と指板とのわずかな距離を弦高(げんこう)と言いますが、クラシックギターの弦高は低めで、フォークギターの弦高は高めです。
これらの違いから、弦の押さえ方や鳴らし方について、演奏技術が求められます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「クラシックギター」と「フォークギター」は、見た目はとてもよく似ていますが、張られた弦などの特徴に違いがあります。
また、日本では、クラシックギターは「ガットギター」、フォークギターは「アコギ」と呼ばれ、多くの人に愛されている楽器です。