外国の血が流れている人を指す言葉として「ハーフ」と「クォーター」がありますが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか今回は、「ハーフ」と「クォーター」の違いを解説します。
「ハーフ」とは?
「ハーフ」とは、「異なる国籍を持つ者同士の間に生まれた子ども」を意味する言葉です。
「ハーフ」の使い方
「ハーフ」とは元々「半分」を意味します。
料理などで通常の半分の盛り付けのものをハーフサイズと言うように「二分の一」を表します。
一般的に「ハーフ」という場合は「外国人の血が半分入った子ども」という意味で使われ、両親同士の国籍が異なる子どもを指す言葉です。
日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれた子どもは日本とアメリカの「ハーフ」に当たります。
「クォーター」とは?
「クォーター」とは、「祖父母のうち1人が外国人である人」を意味する言葉です。
「クォーター」の使い方
「クォーター」の元々の意味は「四分の一」です。
受け継いでいる血のうち四分の一が外国人である人を「クォーター」といいます。
「ハーフ」と「クォーター」の違い
受け継いでいる血のうち二分の一が外国人の血である人が「ハーフ」、四分の一が外国の血である人が「クォーター」です。
国籍と人種どちらを基準にするかによって多少意味が異なります。
日本人の父とアメリカ人の母の間に産まれ日本国籍を持つ人とスペイン人の父とブラジル人の母を持ちブラジル国籍を持つ人の間に生まれた子供は国籍的に「ハーフ」ですが人種的には四つの血を受け継ぐ「クォーター」です。
「ハーフ」の例文
・『イギリスとドイツのハーフ』
・『ハーフだからといって外国語が得意とは限らない』
「クォーター」の例文
・『ロシアのクォーターなので瞳の色は青色だ』
・『母がハーフなので自分はクォーターになる』
まとめ
「ハーフ」と「クォーター」はどちらも多様なルーツを持ちます。
人種や国籍に関する話はデリケートな内容であり中には不快に感じる人もいるので注意してください。