この記事では、「骨折り損のくたびれ儲け」と「労多くして巧少なし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「骨折り損のくたびれ儲け」とは?
骨を折りそうなほど苦労したのに、結局は疲れただけで良い成果が出なかったという意味がある言葉が「骨折り損のくたびれ儲け」【ほねおりぞんのくたびれもうけ】です。
時間も能力も注ぎ込んでやったというのに、ちっとも利益が出ない状態で終わってしまった状況に困惑します。
それほど努力はしてみたのに、疲労が残っては次の仕事に支障をきたす残念な結果になる場面を表すのです。
「労多くして巧少なし」とは?
大変労力を使って苦労したわりにはそれに見合う成果が得られなかったという意味があるのが「労多くして巧少なし」【ろうおおくしてこうすくなし】です。
苦労して頑張ったのに、期待するほどの効果が出ず、時間を無駄にしてしまった状況で使います。
労力を無駄にしただけではなく、困った問題が起きてしまう場合もあるので、先に何から取り掛かるか十分考えてから取り掛かるのが望ましいと分かるのです。
「骨折り損のくたびれ儲け」と「労多くして巧少なし」の違い
「骨折り損のくたびれ儲け」と「労多くして巧少なし」の違いを、分かりやすく解説します。
労力と時間ばかりを費やしたのに、たいした収益が出ず、疲労に包まれてがっくりした人の状態を表すのが「骨折り損のくたびれ儲け」です。
それほど無駄な時間を過ごしたと深く反省する人の気持ちが表れます。
もう一方の「労多くして巧少なし」は、苦労したのに自分が考えていたほどの良い成果が得られず、残念に思う気持ちを伝えられる言葉です。
「骨折り損のくたびれ儲け」の例文
・『薄利多売の商売はまさに骨折り損のくたびれ儲けだ』
・『高い席でも歌手の姿が見えないでは骨折り損のくたびれ儲けだ』
「労多くして巧少なし」の例文
・『効率よく最新の機械を使いこなさないと労多くして巧少なしだ』
・『労多くして巧少なしでも取引先にとっては助けになった』
まとめ
苦労しても結果が良くなければ実行しても意味がないという言葉を2つご紹介しました。
どのように使えば意味をうまく使いこなせるか学びましょう。