「貰う」と「頂く」の違いとは?分かりやすく解釈

「貰う」と「頂く」の違いとは?違い

この記事では、「貰う」「頂く」の違いを分かりやすく説明していきます。

「貰う」とは?

「貰う」「もらう」と読み、数多くの意味がありますが、主なものは以下の通りです。

1つ目は「相手からものを受け取り、自分のものとすること」です。

2つ目は「相手に頼んで権利を得ること」という意味です。

3つ目は「他人を家族に迎え入れること」という意味です。

4つ目は「勝負ごとで勝利を確信すること」という意味です。

5つ目は「代金を支払って自分のものにすること」という意味です。

5つ目は「余計なものを与えられること」という意味です。

6つ目は補助動詞「~てもらう」として「他人の好意などにより自分が利益を受ける」という意味です。


「貰う」の言葉の使い方

「貰う」は動詞として「貰う・貰った」「貰われる」と使われたり、名詞として「貰いが多い」などと使われます。

「貰う」という漢字は「金銭と品物を長い時間得ること」を表す会意形声文字で、ここから「他人のものを受け取り自分のものにすること」という意味で使われる様になりました。


「頂く」とは?

「頂く」「いただく」と読み、数多くの意味がありますが、主なものは以下の通りです。

1つ目は「頭上にある様子」という意味です。

2つ目は「敬意を表して高く掲げ捧げること」という意味です。

3つ目は「もらう」の謙譲語という意味です。

4つ目は「食う」「飲む」の謙譲語という意味です。

5つ目は「苦労せず手に入れる」という意味です。

6つ目は補助動詞「~ていただく」として「他者から恩恵となる行為を受ける」という意味です。

「頂く」の言葉の使い方

「頂く」は動詞して「頂く・頂いた」と使われることが多くなります。

「頂」という漢字は「頭の最上部」を表す会意形声文字で、ここから相手への敬意を表し「もらう」「食う」「飲む」の謙譲語として使われる様になりました。

「貰う」と「頂く」の違い

「貰う」「他人のものを受け取り自分のものにすること」です。

「頂く」「頭上にあること」、転じて相手への敬意を表し「もらう」「食う」「飲む」の謙譲語です。

「貰う」の例文

「貰う」の例文は以下の通りです。

・『親からお小遣いを貰う』
・『画像を使用する許可を貰う』
・『彼の言葉から元気を貰う』

「頂く」の例文

「頂く」の例文は以下の通りです。

・『お褒めの言葉を頂く』
・『作品をご覧頂く』
・『社長から賞を頂く』

まとめ

今回は「貰う」「頂く」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

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