この記事では、「キャスケット」と「ベレー帽」【べれーぼう】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「キャスケット」とは?
頭の上の部分は平べったく、いくつものはぎがある「キャスケット」には日除けとなるツバがあり、強い日差しが目に当たらないようにできる帽子です。
はぎの枚数が多ければ全体的に丸い形になり、すっぽりと深く被れるようになっています。
つばの大きさが色々あり、短いものから長い形状まで色々揃うため自分の顔の長さや形状、服装に合わせて選べるわけです。
元々はフランスで誕生したもので、かぶとという意味がある男性が狩猟に出かけるとき被る帽子でした。
「ベレー帽」とは?
日除けになるツバが付いていない帽子が「ベレー帽」【べれーぼう】といいます。
ひさしというツバが前部分にないため、全体的に丸い形状になっているのが特徴的です。
ちょうど肉まんを半分に切ったような丸みがある形になっていて、頭に被れば品が良いお洒落な雰囲気をかもし出す帽子になります。
この帽子の発祥は15世紀であり、フランスのバスク地方で、最初は聖職者が被っていた角帽が、時代の流れとともに農民へ広まり、風や日除けといった用途に使い出したのです。
そんな「ベレー帽」は折り畳んでポケットに入れて持ち歩けるところも支持されています。
「キャスケット」と「ベレー帽」の違い
「キャスケット」と「ベレー帽」の違いを、わかりやすく解説します。
前方のみにツバがあり、狩猟に出かける際に被られていた「キャスケット」の語源はカスクからきている帽子です。
日除けには短いものから長いタイプまで揃い、日差しの強さで選んだり、服装に合わせてお洒落に被るわけです。
最初は男性だけが被っていましたが、最近は女性用も販売されており、短いパンツやロングスカートにも合う色や素材が増えてきています。
もう一方の「ベレー帽」は丸い形状で、秋の装いに合う落ち着いた色と素材が揃う帽子です。
芸術家の間で人気ですし、ニットやセーターに合わせても可愛く、お洒落さが表現できる帽子になります。
大量生産ができるようになってからは農民にも広まって被る人が増えていきました。
まとめ
どちらも帽子を指す言葉ですが、形状やツバがあるかないかの違いがありますので、自分なりに異なる点を見比べてみるといいでしょう。