同じ読み方でも意味が異なる「確率」と「確立」。
この2つの言葉には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「確率」と「確立」の違いを分かりやすく説明していきます。
「確率」とは?
「確率」とは、ある事象が起こる可能性の度合いを意味します。
ある事柄が起きる度合いを数値化したものが「確率」となります。
言い換えれば、「プロバビリティー」や「見込み」、「可能性」などと同じです。
「確率」の使い方
「確率」は、「確率が高い・低い」といった使い方のほか、「確率統計」や「確率誤差」、「確率分布」などといった言葉があります。
「確立」とは?
「確立」とは、制度や組織、計画などをしっかりと打ち立てることを意味します。
ものごとの基礎をしっかりと定め、頑固不動のものにすることが「確立」です。
言い換えれば、「足固め」や「樹立」、「盤石」などと同じです。
「確立」の使い方
「確立」は、「確立する」や「確立された」、「確立させる」などといった形で用いられます。
「確率」と「確立」の違い
同じ「かくりつ」という読み方でも、全く意味が異なる「確率」と「確立」。
「確率」は、ある事柄が起きる度合いを数値化したもので、「確立」は、制度や組織、計画などをしっかりと打ち立てることを意味します。
このように、全く異なった意味を持つ2つの言葉になります。
「確率」の例文
・『今回のくじ引きでアタリが出る確率は何%なのか』
・『明日雨が降る確率は50%だそうです』
・『応援チームが優勝する確率を計算してみた』
・『遠足当日の降水確率を調べる』
「確立」の例文
・『今の方針を確立させるために多大な苦労がありました』
・『新しいクラスの友達との信頼関係を確立する』
・『この場における自分自身の立場を確立させる』
・『女性の地位を確立させることは難しい点も多い』
まとめ
以上のように同じ「かくりつ」という読み方でも、全く異なった意味を持つ言葉となるため注意が必要です。