この記事では、「確証」と「確信」の違いを分かりやすく説明していきます。
「確証」とは?
「確証」とは特定の事柄に対する確定的な証拠です。
なんらかの考えや疑いを持っていてその考えが正しく間違っていなかったという裏付けとなるものが「確証」になります。
「確証」は事実の裏付けとなるものなので本当に「確証」を得ることができたのならそれは紛れもない事実だと確定します。
「確証」も証拠の一つと言えるので物品が「確証」になることもあれば、人の証言などの形がないものが「確証」になることもあるでしょう。
「確信」とは?
「確信」とは自分の考えや信念を正しいことや間違っていないと固く信じて疑わないことです。
本人はその考えや信念が正しいと強く信じていますが、実際にそれが正しいかどうかは「確信」という言葉とは無関係なので、本人が「確信」していても本当は間違っていたということもしばしばあります。
考えや信念をより確かなものにする裏付けとなったなにかがあって「確信」することもありますが、単純に思い込みだけで「確信」している場合もあるので考えや信念が正しいと裏付けするなにかがあるとは限りません。
「確証」と「確信」の違い
「確証」と「確信」の違いを、分かりやすく解説します。
物事の事実を特定する確定的な証拠が「確証」で、考えや信念が正しいと疑いの余地なく強く信じることが「確信」です。
「確証」がある物事は紛れもない事実ですが「確信」は間違っていることもあります。
また「確証」は正しいという証拠であり根拠になりますが、「確信」にはそれが正しいという証拠や根拠があるとは限りません。
まとめ
他の人から見ても事実だと納得させられる「確証」と、本人は正しいと信じて疑わないけれど本人だけの思い込みの場合もある「確信」というのが、両者の大きな違いでしょう。
漠然とした考えが「確証」を得て「確信」になることもありますが、あくまでも「確証」は決定的な証拠を指し「確信」は考えや信念を指す言葉です。