「一級建築士」と「二級建築士」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「一級建築士」と「二級建築士」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一級建築士」とは?
「一級建築士」は、国土交通大臣が免許を交付する資格です。
この資格を得ることで、すべての建築物の設計を行うことが可能になります。
非常に難しい資格で、全国の合格率は毎年、10%前後と、狭き門とも言える資格になります。
「二級建築士」とは?
「二級建築士」は、各都道府県知事が免許を交付する資格です。
この資格を得ることで、一定の基準を満たした建築物の設計を行うことが可能になります。
全国の合格率は毎年、25%前後です。
「一級建築士」と「二級建築士」の違い
「一級建築士」と「二級建築士」を比較した場合、設計可能な建築物の規模に大きな違いがあります。
「一級建築士」は、設計可能な建築物の規模に制限はありません。
戸建住宅から高層ビル、ドームなどといった巨大建造物の設計も行うことが可能です。
一方、「二級建築士」の場合は、設計可能な建築物の規模に制限が設けられています。
戸建住宅程度の規模のみ設計することが可能な資格になります。
木造建築物で3階建て程度なら設計することが可能です。
このように、設計可能な建築物の規模に違いがあるほか、受験資格にも大きな違いがあります。
「二級建築士」は、大学や短大、専門学校で必要な科目数を取得し卒業すれば、受験資格を得ることが可能になります。
一方、「一級建築士」は、実務経験が必ず必要になり、卒業後、4年以上、実務経験を得てから受験資格を得ることが可能になります。
これらに比例し一般的な年収にも違いが生じます。
平均年収は、「一級建築士」の方が高額になる傾向になります。
このように、「一級建築士」と「二級建築士」とでは、大きな違いがあります。
まとめ
2つの資格には、以上のような大きな違いがあります。