この記事では、「ギリシャヨーグルト」と「カスピ海ヨーグルト」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ギリシャヨーグルト」とは?
水切り製法を用いて作られた、一般的なヨーグルトよりも水分が少ないヨーグルトのことです。
一般的なヨーグルトは、乳に乳酸菌を加えて発酵させ、作られます。
この言葉が指すものの場合は、その後に水切りという工程が加わります。
水切りをすることで水分量が減り、濃厚でかための食感になります。
タンパク質を多く含むことが特徴で、製品によって異なりますが、100gあたり10gほどのタンパク質を含有しています。
そのまま食べることはもちろん、かぼちゃサラダやパスタなどの料理、チーズケーキやホットケーキなどのお菓子にも活用されています。
「カスピ海ヨーグルト」とは?
長寿食文化を研究している家森幸男博士が、長寿地域として知られる中部コーカサス地方を訪れて持ち帰って日本に広まったといわれるヨーグルトです。
フジッコが「クレモリス菌FC株」を分離・純粋培養をし、「カスピ海ヨーグルト」として販売をしています。
一般的なヨーグルトと異なり、ねばりがあることが特徴です。
これは、クレモリス菌FC株が発酵によって作り出すEPSという成分によるものです。
食感はとろりとしており、味は酸味が少なくなっています。
一般的なヨーグルトは水分がでてきますが、このヨーグルトはねばりがあるため水分はほとんど出てきません。
「ギリシャヨーグルト」と「カスピ海ヨーグルト」の違い
「ギリシャヨーグルト」と「カスピ海ヨーグルト」の違いを、分かりやすく解説します。
ヨーグルトの一種である点は同じです。
前者の場合は、水切りをしていることが特徴です。
後者はクレモリス菌FC株という菌を使用しており、ねばりがあることが特徴です。
水分はほとんど出てきません。
まとめ
ヨーグルトである点は同じですが、使用している菌や製法などに違いがあります。