「今回の件」と「表題の件」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「今回の件」と「表題の件」の違いとは?違い

この記事では、「今回の件」「表題の件」の違いを分かりやすく説明していきます。

「今回の件」とは?

「今回」「この度」「現状の回」などの意味を含める言葉であり、「件」は主に「事柄、とりわけ問題となっている特定の事柄」を意味する言葉です。

したがって、「今回の件」「この度の事柄」「今話題に上がっている事柄」というニュアンスを表す言葉になります。


「表題(ひょうだい)の件」とは?

「表題」「書物の表紙などに記されている題名」「演劇や講演、芸術作品などのタイトル」を意味する言葉です。

したがって、「表題の件」「書物の題名の事柄」「芸術作品などのタイトルの事柄」というニュアンスを表す言葉になります。

また、ビジネスシーンでは「メールの件名の事柄」という意味でも用いられています。


「今回の件」と「表題の件」の違い

「今回の件」「この度の事柄」「現在、話題に上がっている事柄」という意味合いを表すフレーズになります。

一方、「表題の件」「書物の題名にかんする事柄」「芸術作品などのタイトルにかんする事柄」、ビジネスメールでは「メールの件名にかんする事柄」という意味合いを表すフレーズになります。

「今回の件」の例文

・『今回の件ですが、慎重に話し合いを進めていった結果、双方合意に至りました』
・『今回の件にかんしまして現状、こちらからお答えできる内容はございません』
・『今回の件と前回の件を比較してみて、トラブルの原因究明に努める』
・『お電話させていただいたのは今回の件について、ご確認いただきたいことがあったからです』

「表題の件」の例文

・『表題の件について、原作者と出版社の間でちょっとしたトラブルがあったようだ』
・『話題作となっている小説の表題の件だが、国によっては不適切な表現となってしまうらしい』
・『誤解を招く表現であるとして、講演の表題の件が話題に上がっている』
・『表題の件につきまして、本日打ち合わせをさせていただきたいのですがいかがでしょうか?』

まとめ

「今回の件」「表題の件」はそれぞれ別の意味合いを表すフレーズということでした。

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