「油断大敵」と「好事魔多し」の違いとは?分かりやすく解釈

「油断大敵」と「好事魔多し」の違いとは?違い

この記事では、「油断大適」【ゆだんだいてき】と「好事魔多し」【こうじまおおし】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「油断大適」とは?

少しでも注意を怠ると失敗して泣くこともあるので、気を引き締めて取り掛かるよう注意するときに使うのが「油断大適」【ゆだんだいてき】です。

気をゆるめるといった意味がある「油断」こそが自分にとって敵であるという意味で使われています。

職場では仕事に慣れてきたときこそ気が緩み、見直しが疎かになる場合があるので初心を忘れず最後まで集中して取り掛かるように注意するのです。


「好事魔多し」とは?

調子にのっていると周囲からよからぬ道に連れ込まれるため、注意が必要という意味で使われているのが「好事魔多し」【こうじまおおし】です。

自分にとって調子がいい風が吹いてきていると思うとき、難しいことでも難なくやれてしまうと大きな気持ちになるでしょう。

しかし、そのようなときに限って人に邪魔されたり、陥れられるといった災いが起こりやすいのです。


「油断大適」と「好事魔多し」の違い

「油断大適」「好事魔多し」の違いを、分かりやすく解説します。

慣れてきたときこそ注意を怠って間違ったり、失敗する場合があるため気を引き締めて取り掛かる必要があると注意する言葉が「油断大適」です。

もう一方の「好事魔多し」は何をやってもできるとうぬぼれているときに限って、人に邪魔されて痛い目に遭うので気をつけるべきと注意する言葉です。

また、何事もうまくいけば行動に粗さが見えるものですが、それが仇となって仕事を失う場合もあるので、周囲が注意するべきと伝えます。

「油断大適」の例文

・『いくら運転がうまくても、ハンドルを握るときは油断大適だ』
・『乾燥する季節は天ぷらを揚げるときは油断大適である』

「好事魔多し」の例文

・『商品が売れて態度がでかくなる社員に好事魔多に注意するように伝えた』
・『順調に出世街道を歩くが、好事魔多しに気をつけた』

まとめ

どちらも似た意味を持つ言葉ですが、状況や使い方に違いがありますので、自分なりに異なる点を見比べてみるといいでしょう。

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