この記事では、「困惑」と「困る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「困惑」とは?
困惑は、こんわくと読むのが正解な言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事でしょうが、苦しむとかこまる等の意味を持っている困の漢字に、判断が出来ずにまどうという意味を有する惑の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
故に困惑は、どうすべきか判断が出来ずに迷ってしまう事を表すのです。
つまり困惑は、困ってしまった上にどうして良いか戸惑う様子を表現する言葉として、使われています。
「困る」とは?
困るは、こまると読むのが正解な言葉です。
文字で記載されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、動きが取れないとか、判断しようがなくて苦しむ等の意味の困の漢字に、平仮名のるを加える事で完成した言葉となっています。
以上の事から困るは、ある物事をどの様に判断したり、処理して良いか分からないで苦しむという意味を示すのです。
他にも、辛い事がある等して苦しんだり、迷惑するといた意味の言葉として用いられています。
「困惑」と「困る」の違い
困惑と困るの文字表記を並べて見比べてみると、惑とるという文字の違いが存在する事に気付けるものです。
所が最初の漢字は同じ困であり、どちらも対処の仕方が分からない、という状況を表現する言葉となっています。
意味は似ていますが、ニュアンスに違いがあるのでそこを把握すれば、問題なく使い分けが可能です。
まず困惑は、どうすべきか判断が付かない上に、戸惑う様を表します。
もう一方の困るは、どう処理したり判断すべきか分からずに苦しむ、という事を示すのです。
まとめ
2つの言葉には同じ漢字が使用されている上に、どちらも対処が出来ない様子を指し示す言葉となっています。
ただし表現する意味のニュアンスには、相違点を見出す事が出来るので、それぞれの言葉の意味を理解すれば、上手に使い分け可能です。
ちなみに困惑は、判断出来ずに苦しみ戸惑う様を表現する言葉として使われています。
対する困るは、どの様に判断したり処理すべきかで苦しんだり、辛い事があって苦しむ、といった意味の言葉として用いられています。
要するに、困惑の方は戸惑いが加わるだけ、より対処に苦しむ事を表現しているのです。