「滞る」と「延滞」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「滞る」と「延滞」の違いとは?違い

この記事では、「滞る」「延滞」の違いを分かりやすく説明していきます。

「滞る」とは?

この言葉の主な意味は3つあります。

1つめは、物事が順調に進まないです。

これをやって、次にこれをやってと、やるべき仕事があるのですが、思うように進めることができず、なかなか次の作業に移れません。

このようなさまを意味します。

2つめは、支払うべき期限になっても金銭を支払わないです。

毎月家賃を支払わなければならないのですが、支払う期限になっても払っていません。

このことを「家賃の支払いが滞る」といいます。

3つめは流れが止まるです。

ゴールデンウイークなど多くの人が同時に休みになるときは、高速道路で車の流れが止まってしまいがちです。

これを「交通が滞る」といいます。


「延滞」とは?

この言葉には2つの意味があります。

ひとつめは、物事が順調に進まないこと、予定通りに進まないことです。

荷物を輸送したいのですが、交通渋滞の影響で予定通りに届けることができそうもありません。

輸送が順調に行われていないのです。

このような物事が順調に進まないことをいいます。

もう一つの意味は、支払うべき期限になっても金銭を支払わない、品物を納める時期になっても納めないです。

毎月授業料を支払わなければならないのですが、期限になっても支払っていません。

このことを「授業料が延滞している」といいます。


「滞る」と「延滞」の違い

「滞る」「延滞」の違いを、分かりやすく解説します。

物事が順調に進まない、支払うべき期限になっても金銭を支払わない、とどちらも同じ意味を持っています。

違いは品詞です。

前者は動詞で、後者は名詞です。

後者は「延滞税」「延滞金」などの言葉を作りますが、前者はこのような形で使うことはありません。

また、後者は支払うべき金銭を期限になっても支払わないという意味で使われることが多いです。

まとめ

同じ意味を持つ2つの言葉ですが、品詞に違いがあります。

違い
違い比較辞典