「デビル」と「サタン」の違いとは?分かりやすく解釈

「デビル」と「サタン」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「デビル」「サタン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「デビル」とは?

「デビル」は、契約により願いをかなえる悪魔のことで召喚術という秘術により呼び出し、願いをかなえる代わりに術者の魂をもらい受けるという架空の生物になります。

「デビル」が誕生した理由ですが、宗教において善なる神様の存在がいた場合、悪となる者が必要でその悪なる者が「デビル」や堕天使というものになったわけです。

なので、「デビル」という存在は、宗教を流行させるうえで必要な敵を意味すると考えてもよいでしょう。


「サタン」とは?

「サタン」は、悪魔の親玉として書かれている架空の生物で宗教に登場する悪の親玉です。

宗教には絶対原則があり、悪の存在があります。

悪の存在があるがゆえ、たたえられる神様の存在が強調されるという仕組みを宗教は取り入れているため、「サタン」という存在は、宗教上で一番偉い神様を引き立たせる存在になります。


「デビル」と「サタン」の違い

両者の違いは、悪の根源である親元であるか否かです。

「サタン」は悪の根源で事実宗教での悪で、「デビル」はあくまで「サタン」から派生した存在です。

なので、「デビル」は、容姿こそ悪魔なんですが、割と善人な悪魔もおりまして、人間に騙されてただ働きをしたり、別に魂を見返りに人間に知識を与える者ばかりが「デビル」ではありません。

例を挙げれば、容姿がものすごく醜く、アニメやコミックなんかでは化け物呼ばわりされているホブゴブリンさんは実は、牛乳一杯で店番からお店の掃除までしてくれるよい悪魔なので「サタン」と比較した場合、人を堕落させてやろうとたくらむ「サタン」と比べると、「デビル」と呼ばれる生物は意外とよい生物が多いのです。

他にも、善なる「デビル」は、スフィンクスさんであの方は、あくまでありつつ、人々から信頼があり、オリンポスの神々の信頼を得て、悪魔でありつつも神様になった人物で悪魔の名残で人間を食べるという行為をやめることができなかったんですが、財宝を盗む悪人しか食べないのでセーフという考えになります。

まとめ

「デビル」については、これは、宗教が周囲に伝わると悪い奴というイメージが先行して「デビル」=悪であるとなったにすぎません。

一方「サタン」は、宗教に必要な存在で、戦隊ヒーローで言うところの悪の組織のトップです。

言い方が少し悪いかもしれないんですが、宗教に限らず、何かを進める場合、比較対象が必要で、宗教というものも、日本の戦隊ヒーローのように善なる陣営と悪の陣営に分かれて攻勢を書き記し善側が勝利するということで自分たちの信じる者は正しいとするわけです。

ただ、日本の場合、ちょっと特殊なのか実は悪の組織のほうが正しいのでは?と考えさせられるコミックに小説にアニメがあるため、悪魔のような見た目をしている怪人に対してがんばれという声が上がるのは、実は正義の陣営側が悪なのでは?という声があるがゆえです。