「雪」と「みぞれ」と「あられ」の違いとは?分かりやすく解釈

「雪」と「みぞれ」と「あられ」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「雪」「みぞれ」「あられ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「雪」とは?

「雪」とは、冬、空から降ってくる、水蒸気が結晶してできる白くて冷たいもののことを言います。

「雪」を使った例文をいくつかご紹介します。

『雪をいただいた富士山はとても美しい』、『彼女は雪のように白い肌なのが羨ましい』、『かしらに雪(白髪)をいただく年齢となりました』「雪」と関連した言葉としては、「小雪」「残雪」「降雪」「初雪」、または「大雪」などがあります。


「みぞれ」とは?

「みぞれ」とは、雪がとけて、雨になりかけた状態で降る雪のことです。

他にも、蜜がかかっているかき氷のことを言います。

「みぞれ」が使われている言葉をいくつか挙げてみます。

『みぞれ和え』とは、大根おろしにお酢や醤油などで味をつけたものに、食材を入れた和え物です。

『みぞれ鍋』は、大量の大根おろしを入れた鍋のことを言います。

『みぞれ餅』は、焼いたお餅に、大根おろしを乗せ、だし汁などをかけた食べ物を言います。

「みぞれ」と似たような言葉としては、「こな雪」「綿雪」「氷雨」、あるいは「ささめ雪」などです。


「あられ」とは?

「あられ」とは、冬に降る、直径5㎜未満の小さい氷の粒のことです。

直径5㎜のものは、「雹(ひょう)」と呼ばれています。

他にも、「あられ」は霰餅(あられもち)のことで、細かく切った餅を炒った菓子のことを言います。

「あられ」を用いた言葉をいくつか見てみましょう。

『雨霰(あめあられ)』とは、雨や霰が降ってくるように、しきりに物や声などを浴びるような状態を表した言葉です。

『雛霰(ひなあられ)』は、ひな祭りに添える菓子のことです。

『春霰』は、春に降る霰のことを言います。

「あられ」の類似語は、「氷」「おかき」「氷粒」「ひょう」、他にも「氷の塊」などが挙げられます。

「雪」と「みぞれ」と「あられ」の違い

ここでは天気に関しての違いについて見てみます。

「雪」とは、冬、空から降ってくる、水蒸気が結晶してできる白くて冷たいものです。

「みぞれ」は、雪がとけて、雨になりかけた状態で降る雪のことを言います。

また、「あられ」は、冬に降る、直径5㎜未満の小さい氷の粒のことです。

「あられ」は小さい氷の粒ですが、「みぞれ」は雨になりかけた「雪」なので、この点が異なります。

「雪」は水蒸気が結晶化してできる白いものですが、「あられ」のような氷は水が凍ってできたものなので、違うものになります。

まとめ

晩秋から冬は特に「雪」「みぞれ」、あるいは「あられ」が降りやすい天候になります。

外出には傘が欠かせませんが、気温も下がるので、防寒対策をしっかり行い、体調を崩さないようにしましょう。

また、風が強いと、天気が変わりやすくなりますし、暴風雪などに変わることがあります。

天気予報などをこまめにチェックし、早めの対策を行うようにしたいものです。