レストランのメニューやスーパーなどのお肉のコーナーには様々な種類の牛肉があります。
例えば「和牛」、「国産牛」「アメリカ産、さらには「米沢牛」や「石垣牛」などの表記もあります。
それではこれらはどう言う基準でつけられているのでしょうか。
そして、違いはどこにあるのでしょうか。
この記事では、「和牛」と「国産牛」と「輸入牛」の違いを分かりやすく説明していきます。
「和牛」とは?
「和牛」とは、言葉としては「日本の牛」という意味なのですが、現在の定義では「日本在来の種類をベースに日本で作られた牛」のことを指す言葉です。
種類としては「黒毛和牛」、「褐毛和牛」などの種類がありますが、「松坂牛」や「神戸牛」などのブランド牛の多くは「黒毛和牛」です。
t並みに、この「ブランド牛」に関しては、それぞれ定義が違うのですが、一般的には「種類は和牛であって、大半をそれぞれの地元で育てられた牛」のことを言います。
実際には「ブランド牛」の多くは石垣島で生まれた牛です。
「国産牛」とは?
「国産牛」とは、「日本国内の牛」と言う意味ですが、厳密にいえば「半分以上を日本で育てられた牛」のことをします言葉です。
したがって、牛の種類に関して問われないので、もともとヨーロッパで作られたホルスタイン種なども日本で飼育されれば「国産牛」として出荷できます。
「輸入牛」とは?
「輸入牛」とは、文字通り「輸入された牛」のことです。
多くはアメリカやオーストラリアなどから入ってきます。
品種としては、最近レストランなどでも有名で、イギリス原産の「アンガス種」や、「ヘレフォード種」などが有名です。
「輸入牛」も育った場所のことをいう言葉なので、種類は問われません。
「和牛」と「国産牛」と「輸入牛」の違い
「和牛」と「国産牛」と「輸入牛」の違いを、分かりやすく解説します。
これらの名称は、牛肉の種類を指すものとして用いられると言う部分では同じですが、そもそもカテゴリーや定義が違います。
簡単に説明すると、「和牛」は「日本在来の牛をもとに日本で作られた牛の種類」であり、「国産牛」は、「日本で育てられた牛」で、「輸入牛」は「海外から輸入された牛」です。
言葉を変えると、「和牛」は「種類」で、「国産牛」と「輸入牛」は「どこで育ったか」の違いなのです。
すなわち、「国産牛」と言っても和牛ではない場合にもあるし、逆に「輸入牛」の中には「和牛」がいる可能性もあると言うことです。
まとめ
この記事では、「和牛」と「国産牛」と「輸入牛」の違いを説明してきました。
ここまで説明してきたように、これらの表記はイメージとして抱いているものとは違う場合があります。
また、「松坂牛」や「神戸牛」なども、元々は石垣で生まれた牛であることも一般の認識とは違います。
例えば、「国産牛」以外のお肉は食べたことがないと言っている人がいたとしても、その人が食べている牛の多くは海外のものかもしれません。