「タイムラグ」と「タイムロス」の違いとは?分かりやすく解釈

「タイムラグ」と「タイムロス」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「タイムラグ」「タイムロス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「タイムラグ」とは?

「タイムラグ」とは相互に作用したりお互いに連携する際に生まれる間や遅延時間です。

コンピューター用語として使われることが多いですがコンピューター以外に関して使われることもあります。

主に人が機械に命令を入力し機械がその命令を受けて実行したり反映させるまでの間が「タイムラグ」です。

コンピューターの処理能力やインターネットの通信速度によって生まれるものですが、同じように意思疎通が十分でない人と人の間でそれぞれの行動に遅延が出ることも「タイムラグ」と言います。


「タイムロス」とは?

「タイムロス」とはなんらかのミスや齟齬によって余計にかかってしまう時間です。

本来想定しておらず上手く行っていれば掛ける必要のない無駄な時間と言えます。

また実行している人が不慣れなどの理由でミスはしていなくても時間が長い場合も「タイムロス」として扱われるでしょう。

何事もなければ終わらせられると想定していた時間以上に、何か起こってしまったせいで余計にかかってしまう時間が「タイムロス」です。


「タイムラグ」と「タイムロス」の違い

「タイムラグ」「タイムロス」の違いを、分かりやすく解説します。

情報の伝達から実行や反映までに掛かる時間が「タイムラグ」で、必要以上にかかってしまった時間が「タイムロス」です。

「タイムラグ」は実行までのプロセス的に避けることはできないことがほとんどですが、「タイムロス」は本来避けられたはずの無駄な時間と言えます。

そのため「タイムラグ」は過去の実例からある程度想定できますが、「タイムロス」はどのようなミスで実際にどれだけ時間を無駄にするか不明です。

まとめ

どちらも待つしかできない時間ではありますが、「タイムラグ」はどうしても必要になる時間なのに対し「タイムロス」は本来不要な時間です。

基本的に誰にも非がない「タイムラグ」と誰かの非によって生まれる「タイムロス」と区別する事もできるでしょう。