この記事では、「パラノイド」と「パラノイア」の違いについて紹介します。
パラノイドとは?
パラノイドとは、偏執病患者のことをいいます。
英語の「paranoid」をそのままカタカナ読みした言葉になります。
「被害妄想を持った」とか「誇大妄想的な」「病的なほど疑り深い」といった意味で使われることもあります。
パラノイアとは?
パラノイアとは、偏執病のことをいいます。
妄想性パーソナリティ障害の1つと考えられており、精神障害の一種です。
英語の「 paranoia」をそのままカタカナ読みした言葉で、妄想症と呼ぶこともあります。
強固な妄想が持続している状態で、1つの妄想を元に周囲の出来事を関連付けていくのが特徴です。
妄想が広がると、その妄想に基づいて訴えを起こし周囲の人とトラブルに発展することもあります。
パラノイアが抱く妄想には幾つか類型があり、被害妄想、誇大妄想、恋愛妄想などが挙げられます。
被害妄想の場合には、自分が誰かに陥れられようとしているとか監視されているといった妄想を抱いたりします。
他人に対して根深い猜疑心があります。
誇大妄想の場合、自分が神のような存在であると思い込んでいたり超人だと思い込んでいたります。
恋愛妄想の場合には、誰か特定の人から愛されていると思い込んでしまうことがあります。
色情パラノイアといったりもします。
それから非常に激しい攻撃性がある場合もありますし、異常な支配欲を持つこともあります。
パラノイアの妄想は一貫していて、行動や思考は非常に秩序的です。
妄想以外におかしなところはないので、普通に仕事をしている人もいます。
パラノイドとパラノイアの違い
強固な妄想が持続する偏執病のことをパラノイアといい、偏執病を患う人のことをパラノイドといいます。
パラノイアは病気そのものを指す言葉で、パラノイドは人を指す言葉です。
まとめ
パラノイアは偏執病のことで、偏執病を患う人のことをパラノイドといいます。