「ビーニー」と「ニット帽」の違いとは?分かりやすく解釈

「ビーニー」と「ニット帽」の違いとは?専門用語・業界用語

この記事では、「ビーニー」「ニット帽」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ビーニー」とは?

「ビーニー」とは毛糸で作られた帽子で厳密には折り返しがないものを指します。

折り返しがない場合帽子状に編んだ毛糸を留めるために留具が必要になりますが、その留具が丸く豆のように見えることから「ビーニー」と呼ばれるようになりました。

ただし現在では留具が丸くなくても「ビーニー」と呼びますし、日本では結び目を折り返して内側に入れたものでも「ビーニー」と呼ばれている場合もあります。


「ニット帽」とは?

「ニット帽」とは毛糸で作られた帽子全般を指す言葉です。

ニットが編み物という意味なので毛糸の編み物でできた帽子という意味になります。

先述の「ビーニー」「ニット帽」の一種ですし、折り返しがあるワッチやつば付きタイプのオスロに留具がボンボンの正ちゃん帽も「ニット帽」です。

毛糸を編んで作るという製造法的に形状はある程度に通いますが細部には違いも多く、それら様々な工夫によって細部が違う全ての編み物帽子全般を指す総称が「ニット帽」と言えます。


「ビーニー」と「ニット帽」の違い

「ビーニー」「ニット帽」の違いを、分かりやすく解説します。

毛糸を編んで作り折り返しがない帽子が「ビーニー」で、毛糸を編んで作った帽子全般が「ニット帽」です。

「ビーニー」は毛糸でできた帽子の一種を指す言葉ですが「ニット帽」は毛糸という材質でできた帽子全般を指す総称と言えます。

「ニット帽」という帽子の大まかなカテゴリーの中に「ビーニー」が分類されるという関係性です。

まとめ

「ニット帽」と言うとオシャレな響きに聞こえないので総称として「ビーニー」として扱う企業もありますが、正確に言えばこの使い方は間違った言葉の使い方です。

結び目を折り返しで隠さないでボタン等の留具を使う帽子だけが「ビーニー」なので、毛糸でできた帽子全般を指す「ニット帽」とは言葉が指す範囲が違います。