この記事では、「電子ミシン」と「コンピューターミシン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「電子ミシン」とは?
ミシンの針を電子制御する機種で、電動ミシンより上位機種、コンピューターミシンより下位の機種にあたり、価格帯は15000円から40000円程度となっています。
操作は電動ミシンとほぼ同じシンプルさとなっていますが、針の電子制御によって厚物縫いが出来る点が電動ミシンより優れている点です。
ダイヤルで操作することが基本で手元ボタンによって操作するものやフットペダルによって操作するものがありますが、このペダルやボタンの操作方式は電動ミシンや電子ミシンを定義する要素ではありません。
文字縫いなどは不可能です。
「コンピューターミシン」とは?
縫い目の長さをミリ単位で設定できるなど、コンピューター制御によって様々な縫い方ができる、家庭用では最も高度なミシンです。
エラーを知らせてくれる機能が搭載されていたり、液晶画面が搭載された機種もありタッチパネルやボタン操作に対応しているなど操作性が高められており、厚物縫いはもちろん文字縫いや模様縫いも可能となっている機種が多くなっています。
価格帯は20000円から70000円程度となっており、業務用に近い性能を持ったものは200000円以上のものも存在しています。
価格帯的に上位機種であるため、自動糸切り機能などが搭載されたものもあります。
機種によっては説明DVDがついたものもあり、高価格帯の機種でありながら初心者に向いた機種という設定となっています。
「電子ミシン」と「コンピューターミシン」の違い
「電子ミシン」と「コンピューターミシン」の違いを、分かりやすく解説します。
「電子ミシン」と「コンピューターミシン」は厚物縫いが出来る点では共通していますが、電子ミシンはダイヤル操作またはボタン操作になのに対し、コンピューターミシンはボタン操作やタッチパネル操作に対応しています。
価格的にはコンピューターミシンのほうが高額になります。
コンピューターミシンの定義としてはコンピューターによる針の制御が行われることで、これにより文字や模様の刺繍が可能となります。
液晶画面が搭載されている機種も多くなっています。
コンピューターミシンは昔ながらのミシンという方向からはやや離れていると言えます。
電子ミシンは操作系などは昔ながらのミシンと言えるでしょう。
サイズなどはコンピューターミシンと電子ミシンは定義的な違いはなく、用途に合わせたサイズを選択できます。
まとめ
「電子ミシン」と「コンピューターミシン」はコンピューターミシンのほうが高額かつ多機能となっていますが、エラーを知らせてくれる機能があるなど初心者に向けた部分も持っています。
電子ミシンは低価格ですが厚物縫いが出来るところが優れている点で、複雑な刺繍は必要がない上でミシン操作に慣れている人にはこちらでも問題ないとも言えます。