この記事では、「ファーストペンギン」と「セカンドペンギン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ファーストペンギン」とは?
集団行動をしているペンギンの中で最初に行動するものと言う意味で新たな餌場を発見して飛び込むような斬新な行動と勇気を称える意味も含まれて使われています。
企業にとってファーストペンギンであることは栄誉と言える部分はあります。
ただし結果が必ずついてくるかまでは難しいところもあり、後で同じジャンルに参入したものがより大きな成功を収めるというケースもありえますが、少なくともチャレンジ精神は称えるべきでしょう。
また、商品のジャンルが増えるということはあとに付いてくるものがいなかったとしても多様性が広がるというメリットがあり、チャレンジを繰り返して製品は革新するものと言えます。
ファーストペンギンは言葉としてはパイオニア、先駆者、開拓者が近い意味合いと言えます。
「セカンドペンギン」とは?
ファーストペンギンについていって活動してファーストペンギンの行動を成功させることなどの意味があり、同一社内であればかなり称賛される行為と言えます。
一方ある会社が先に挑んだジャンルに別の会社がセカンドペンギン的に入ってくると後乗り、パクリ等と言われないこともないやや不遇な立ち位置になりえますが、別メーカーのセカンドペンギン的な行為は前もって市場の動向を判断できるため優位性があるというメリットが得られ、ブランド力などが高いとファーストペンギンよりも大きな成功を得られることもあります。
自動車などでは設計期間の問題もあり、ファーストペンギン的な新ジャンルのものに対して2年程度後に似たジャンルで登場したものは模倣、パクリとは言い難いですが、後で出すメリットはあります。
4年後あたりでは模倣と取られても致し方ない部分もありますが、そこまで直接的な模倣はせず、オリジナリティを加えることが多いです。
「ファーストペンギン」と「セカンドペンギン」の違い
「ファーストペンギン」と「セカンドペンギン」の違いを、分かりやすく解説します。
最初の挑戦者がファーストペンギンで、それに続くものがセカンドペンギンとなります。
会社で新規事業を立ち上げるという際に同社内でのセカンドペンギンは頼もしい存在と言えるでしょう。
一方、市場において新製品を発表したファーストペンギンに対して、類似ジャンルの商品を発表したセカンドペンギン的存在はファーストペンギンにとっては厄介な部分もありますが、ジャンルとして定着するにはライバルが必要と言える面もあります。
別会社間でのファーストペンギンは栄誉的なメリットが大きいですが、セカンドペンギンは商業的なメリットが大きいと言えます。
まとめ
ファーストペンギンはパイオニアや開拓者などと言いかえることが出来ますが、セカンドペンギンは後追い、ともすれば模倣などと言われるケースもあります。
同一社内と他社間でセカンドペンギンの立ち位置がかなり異なることも特徴的です。