「インフルエンサー」と「アンバサダー」の違いとは?分かりやすく解釈

「インフルエンサー」と「アンバサダー」の違い専門用語・業界用語

「インフルエンサー」「アンバサダー」はどちらもマーケティングに関する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。

この記事では、「インフルエンサー」「アンバサダー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「インフルエンサー」とは?

「インフルエンサー」は、英語で「影響を与える」を示す“influence”「~する人」を示す“er”が組み合わさって誕生した言葉です。

直訳すると「影響を与える人」という意味になりますが、主に「インターネットやSNSを使って沢山の情報を発信し、数多くのフォロワーや閲覧者に影響を与える人」という意味合いで使用されています。

「メガインフルエンサー」「マイクロインフルエンサー」「ナノインフルエンサー」「ミドルインフルエンサー」といった種類に細分化されることもあります。


「アンバサダー」とは?

「アンバサダー」は英語で「大使」「使節」を示す“ambassador”が元になった言葉で、マーケティング分野において「特定のブランドや商品などの熱心なファン」または「企業の商品やサービスを宣伝してくれる人」という意味で用いられています。


「インフルエンサー」と「アンバサダー」の違い

「インフルエンサー」「アンバサダー」はいずれもマーケティング用語として知られていますが、それぞれの意味合いや起用目的に違いがあります。

「インフルエンサー」「インターネットやSNS上において沢山の情報を発信してフォロワーを中心とした多くの人に影響を与える人」のことを指し、主として「特定の商品やサービスをより多くの人に認知させたり購買意欲を高めたりすること」を目的に起用されます。

アピールする商品やブランドのファンであるかどうかは問わない場合が多く、「影響力が重視される」のが特徴です。

一方、「アンバサダー」「特定のブランドや商品、サービスなどの熱心なファン」あるいは「特定の商品やサービスなどの親善大使として広告塔を務める人」を指し、主に「商品やサービスなどの認知を広めるとともに、既に認知しているファン層を育成しさらなる理解を促す」ことを目的に起用されます。

商品やブランドに対する熱意や愛情、自発的な発信などが求められ、「影響力については重視されないことが多い」のが特徴です。

また、「インフルエンサー」「アンバサダー」は起用に関わるコストにも相違点があります。

「インフルエンサー」は、企業側が起用する「インフルエンサー」に対して必要な費用を支払ってPRしてもらうケースが一般的とされています。

対して「アンバサダー」の場合は、一部例外はあるものの、自社ブランドや商品の熱烈なファンが自発的に宣伝する形式が多いため比較的コストが少ないといわれています。

まとめ

「インフルエンサー」「アンバサダー」を使い分ける際は、「影響力の大きさ」「商品の熱心なファンであること」などに着目することがポイントです。

ぜひ参考にして両者の持ち味や強みを学び、ビジネスやマーケティング用語に関する知識を深めてください。