「ロスカット」と「損切り」の違いとは?分かりやすく解釈

「ロスカット」と「損切り」の違いとは?分かりやすく解釈専門用語・業界用語

この記事では、「ロスカット」「損切り」【そんぎり】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「ロスカット」とは?

強制的にFX会社に決算されてしまうことを「ロストカット」といいます。

なぜFX会社が強制的に「ロスカット」するかというと、投資家がそれ以上の含み損が大きくなってしまうことを避けるためなのです。

FX相場は日々変動しているため、仕事や育児で忙しい投資家の代わりに、証拠金維持率を下回ったとき強制決算「ロスカット」を執行します。

この行為により、口座清算価値を保つため会社によって変わる証拠金維持率が50の割合で崩れたとき強制決算するのです。


「損切り」とは?

自分が購入した株価よりも下がってしまったとき、それ以上大きな含み損にならないよう売ることを「損切り」【そんぎり】といいます。

他人の言いなりで売るのではなく、ここで売ろうと決めた時点で決算し、損失を確定させる方法でもあるわけです。

ただ、損失こそは出したものの、それ以上は大きく含み損を抱える必要はありません。

「損切り」すれば長期に渡って投資した商品が塩漬けになり、理想とする売値では売れず資金効率が悪化してしまうのです。


「ロスカット」と「損切り」の違い

「ロスカット」「損切り」の違いを、分かりやすく解説します。

初心者や忙しい人にとって、日々変動するFX相場を逐一把握できず、見ていない間に大きな損を出す場合があります。

そのような場面にもいち早く対処するのが「ロスカット」であり、会社側が決めた証拠金維持率を50%割ったタイミングで強制的に切るのです。

もう一方の「損切り」は、購入した値よりも下がった場合、含み損を抱えている事実を知りながら強制的に売ってしまう行為を指します。

会社側が勝手に判断して売るのではなく、自分の判断で損切りするといったところが大きな違いです。

ほとんどの人は買値の8%で「損切り」しています。

まとめ

どちらもそれ以上大きく損しないためにも買った商品を売る行為を指す言葉ですが、会社か投資家のどちらが切るかの違いがあると覚えておくといいでしょう。