「併用」と「兼用」の違いとは?分かりやすく解釈

「併用」と「兼用」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「併用」「兼用」の違いについて紹介します。

併用とは?

併用とは、あるものを他のものと一緒に使うことをいいます。

2つ以上のものを一緒に使うのが併用です。

例えば、飲食店などでクーポンが併用可となっていた場合、2つのクーポンを一緒に使うことができます。

料金が10%OFFになるクーポンとドリンクがサービスになるクーポンを使った場合、どちらの特典も受け取ることができます。

併用不可となっていた場合には、どちらかのクーポンしか使用することはできません。

それから数種類の薬を服用する場合なども併用するといいます。


兼用とは?

兼用とは1つのものを2つ以上の用途や目的で使うことをいいます。

例えば、晴雨兼用の傘といえば、雨が降った時に使う雨傘としても日差しを防ぐ日傘としても使える傘のことを指します。

雨傘と日傘2つの機能を備えた傘が晴雨兼用の傘で、傘は1本だけしかありません。

それから兼用は、1つのものを2人以上で使うことをいう場合もあります。

男女兼用の服といえば、男性でも女性でも着られるデザインの服ということになります。

ソファー兼用ベッドといえば、ソファーとしても使えるベッドのことをいいます。

1つのものを使い分けるのが兼用です。


併用と兼用の違い

併用は2つ以上のものを一緒に使うことをいい、兼用は1つのものを2つの目的で使うことをいいます。

例えば、葬祭場などで控室と待合室を併用するといえば、控室の部屋と待合室の2つの部屋を使うことを指します。

控室と待合室を兼用するといえば、1つの部屋を控室として使ったり待合室として使ったりするという意味になります。

併用と兼用では数に違いあります。

2つ以上あるのが併用で、1つなのが兼用です。

まとめ

併用は2つ以上のものを一緒に使うことをいいます。

それに対して兼用は、1つのものを2つの用途や目的で使うことをいいます。

用途や目的に応じて使い分けるのが兼用です。