「ツイード」と「スエード」の違いとは?分かりやすく解釈

「ツイード」と「スエード」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ツイード」「スエード」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ツイード」とは?

「ツイード」とは、「英国のスコットランドが発祥地とされる短い羊毛を紡いでつくった高級毛織物」のことです。

「ツイード」というのは、「生地が分厚くて保温性・防寒性に優れた紡毛織物(ぼうもうおりもの)の一種」を意味しているのです。

「ツイード」で使われるウールの糸は、「太くて粗っぽい糸」になります。

「ツイード」「起毛処理をほどこさないため、織り目・織り柄がはっきりと見えやすい特徴」を持っています。

「ツイード」の代表的な織り柄としては、「チェック・ヘリンボーン」などがあります。


「スエード」とは?

「スエード」とは、「子羊・子牛などの柔らかい皮革の裏面をサンドペーパーで擦って毛羽立てたもの」のことです。

「スエード」は、「起毛処理がほどこされた起毛皮革の一種」として分類されます。

一般的なレザー製品は表面がツルツルしていますが、「スエード」は表面が毛羽立てられていてなめらかなざらつきと独特な光沢があります。

「スエード」の語源はフランス語の「スウェーデン」に相当する言葉であり、元々スウェーデンで皮革製品の起毛処理技術が発明されたと伝えられています。


「ツイード」と「スエード」の違い

「ツイード」「スエード」の違いを、分かりやすく解説します。

「ツイード」「スエード」の最大の違いは、「ツイード」「厚みのある毛織物」であり、「スエード」「起毛処理で加工された皮革」であるという違いです。

「ツイード」の素材は「太くて粗いウール(羊毛)の糸」です。

それに対して、「スエード」の素材は「柔らかい子羊や子牛の皮革」である点も異なっています。

防寒性の機能においては、「スエード」よりも「ツイード」のほうが優れています。

また「スエード」には「ツイード」にはない「起毛皮革に独特の光沢・ツヤ感・シックな雰囲気」があるという違いも挙げられます。

まとめ

「ツイード」「スエード」の違いを詳しく解説しましたがいかがでしたか?

「ツイード」「スエード」の違いを知りたいときは、この記事の内容を参考にしてみてください。