この記事では、「メモリアル」と「アニバーサリー」の違いについて紹介します。
メモリアルとは?
 メモリアルは、何かを記念するという意味を持つ言葉です。
 記念日や記念品、記念碑などをメモリアルということもあります。
 英語の「memorial」をそのまま日本語読みしたものです。
「memorial」は思い出や記念という意味を持つ「memory(メモリー)」を形容詞化した言葉で、ラテン語の「memoria」が語源とされています。
「memoria」にも記憶という意味があり、メモリーにもメモリアルにも記憶に残るというニュアンスがあります。
 メモリアルが使われることが多いのはミュージックシーンで、特別な記念に行うコンサートのことをメモリアルコンサートといったりします。
 通常のコンサートとは異なり、歌手生活30周年記念のコンサートなど特別な記念として開催するコンサートがメモリアルコンサートになります。
 また、場所や建物のことをメモリアルパークやメモリアルホールといったりもします。
 何かを記念して作られた公園や施設になります。
 メモリアルには追悼という意味もあるので、霊園や葬祭場などにも使われます。
 追悼コンサートのことをメモリアルコンサートということもあります。
アニバーサーリーとは?
 アニバーサリーとは、過去の出来事を記念する日のことをいいます。
 誕生日や結婚記念日など個人的な記念日の場合もありますし、企業の創立記念日などもアニバーサリーに含まれます。
 英語の「anniversary」をそのまま日本語読みした言葉になります。
 アニバーサリーというと日本ではお祝い事などポジティブなイメージがありますが、英語の「anniversary」にはもっと幅広い意味が含まれています。
 重要なことが起こった日という意味の言葉なので、人が亡くなった命日のことも「anniversary」と表現します。
 大きな事件や事故などが起きた時も「anniversary」といいます。
メモリアルとアニバーサリーの違い
 メモリアルは何かを記念することを表す言葉で、その記念した日のことをアニバーサリーといいます。
 記念品や記念碑などにはメモリアルを使用します。
 アニバーサリーは記念日のことなので、記念品をアニバーサリーとはいいません。
 結婚50周年を祝う金婚式などは、メモリアルでもありますしアニバーサリーでもあります。
 それから追悼という意味の場合には、メモリアルを使用します。
 アメリカにはメモリアル・デーと呼ばれる日があり、これは戦没者を追悼する日とされています。
 メモリアルは霊園や葬祭場などで使用されることが多い言葉です。
まとめ
 何かを記念することをメモリアルといい、記念した日のことをアニバーサリーといいます。
 また、メモリアルには追悼という意味も含まれています。
 そのためメモリアルホールやメモリアルパークは、葬祭場や霊園などを表すこともあります。



