「抜粋」と「引用」の違いとは?分かりやすく解釈

「抜粋」と「引用」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「抜粋」「引用」の違いを分かりやすく説明していきます。

「抜粋」とは?

「抜粋」は、元々ある文章をそのまま流用して文章を構成することです。

なので、自分で流用減の文章を書き換えて別の言葉にしてはなりません。

「抜粋」はあくまで、元々の文章を使用してのみ、文章を作り出すことが許された行為です。

だから、作り出す文章は、コピペである必要があります。


「引用」とは?

「引用」は、他人の著作物から言葉を借りてきて使用することで、場合によっては法律に触れる行為のことです。

ただし、「引用」は、元々の著作物の作者側が好きに、作品の言葉を使用してよいなどと、許可を出した場合、どこから引っ張り出してきた言葉であるかを「引用元」という言葉で示せば、法律に触れることなく、その著作物からヒントを得ましたと公言できるのです。

よって、「引用」の意味は、著作物からヒントを得て何かをするということです。


「抜粋」と「引用」の違い

両者の違いは、著作権というものが発生している物を自分の目的に使用するか否かです。

「抜粋」は、文章というものをそのまま自分の目的にコピペする行為で、文章自体はありふれた文章なので、どのような作品の文章であるかわからないため、著作権というものを追求できません。

一方、「引用」は、文章自体が有名なキャラクターのセリフなどであるがゆえ、著作権がイメージでき、こちらは、「引用元」としないと著作権があるので著作権に触れてしまい、違法となるケースがあります。

「抜粋」の例文

・『一部抜粋して文章を流用する』

「引用」の例文

・『引用元から許可が下りたので堂々と文章をそのままネット上で使用して宣伝活動を行う』

まとめ

「抜粋」については、著作権が存在しない文章のことで、ごくありふれた文章であるがゆえ、簡単にコピペして自分の目的に使用してもよいと考える文章のことです。

逆に、「引用」は、文章自体が、著作権で保護されている物をイメージ、例えば、アニメとか、漫画とか、小説のキャラクターなどをイメージできるものであるがゆえ、場合によっては、アニメに漫画を作った人物から著作権に触れていますと警告を受けて処罰対象になる物が「引用」になります。

そのうえで、「引用」は、元の著作権で保護された媒体側が、文章を使用してよいよと言えば、「引用元」というワードになり、どこから、引っ張ってきた言葉であるかを説明することで公共や公式に堂々と著作権に触れることなく自分の目的のために文章をコピペして利用できるわけです。

なお、「抜粋」に、「引用」について、両者ともコピペであるとしたのは、そのまんま、文章を利用するということから、コピペというような言い方で、そのまま文章を張り付けるというような言い方をしました。

実際には、手書きで文章を記している場合、手書きで同じ文章を記すというのが両者の意味で、著作権という問題が絡むのが、「引用」であるということになります。