この記事では、「アビリティ」と「スキル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アビリティ」とは?
「アビリティ」は「ability」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「~できる能力」という意味で、あるものごとを成し遂げる力のことです。
2つ目は「法的に認められている資格」という意味で、法律的にあることができると認められた能力のことです。
3つ目は「~の力量」という意味で、ある事柄に対して持っている才能や手腕のことです。
4つ目は「学力」という意味で、勉強して身に付ける知識や思考力のことです。
5つ目は「特に優れた能力」という意味で、この単語だけで「優れている」という意味まで含むこともあります。
上記に共通するのは「~する能力」という意味です。
「ability」は「able」の名詞形になります。
「アビリティ」の使い方
「アビリティ」は名詞として「アビリティがある・ない」「アビリティが高い・低い」などと使われます。
基本的に、ビジネスであることを成し遂げる能力のことや、特に優れた能力を表しますが、日常会話でつかわれることはあまりありません。
「スキル」とは?
「スキル」は「skill」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「手腕・技量」という意味で、あることをする腕前やテクニックのことです。
2つ目は「特殊な技能や技術」という意味で、訓練によって得られる専門的な技のことです。
3つ目は「ものごとの器用さ」という意味で、あることをするのに人よりも上手にできる能力のことです。
4つ目は「仕事に役立つ知識や経験」という意味で、ビジネススキルとも言われます。
上記に共通するのは「腕前や技術」という意味です。
「スキル」の使い方
「スキル」は名詞として「スキルがある・ない」「スキルが高い」「スキルを磨く」「スキルアップ」などと使われます。
基本的に、あることをする手腕や技量のことや、仕事に役立つ知識や経験に使われる言葉です。
「アビリティ」と「スキル」の違い
「アビリティ」は「ビジネスであることを成し遂げる能力」「特に優れた能力」という意味です。
「スキル」は「あることをする手腕や技量」「仕事に役立つ知識や経験」という意味です。
「アビリティ」の例文
・『彼にはリーダーとしてのアビリティがある』
・『これくらいの借金は返済できるアビリティがある』
・『彼はものごとを正しく判断するアビリティに欠けている』
・『学生のアビリティは底知れないものがある』
「スキル」の例文
・『パソコンのスキルを身に付ける』
・『英語のスキルを上達させる』
・『彼女のコミュニケーションスキルは素晴らしい』
・『新人研修でビジネススキルを教わる』
まとめ
今回は「アビリティ」と「スキル」について紹介しました。
「アビリティ」は「能力」「学力」、「スキル」は「腕前や技量」「知識や経験」と覚えておきましょう。