「賞味期限」と「消費期限」と「使用期限」の違いとは?分かりやすく解釈

「賞味期限」と「消費期限」と「使用期限」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「賞味期限」「消費期限」「使用期限」の違いを分かりやすく説明していきます。

「賞味期限」とは?

缶詰や缶ジュース、スナック菓子、カップ麺などパッケージのある商品に表記されるもので、いたみにくい商品につけられるものとなっています。

この期限までには美味しく食べられますという意味の期限であり、多少期限を過ぎても物理的に食べられない、成分が悪化して食べられないということはありませんが、賞味期限内に食べるのがベターと言えるでしょう。

災害対応の食品は特に賞味期限が長くなっています。

なお言葉として飽きた、旬を過ぎて今後の活躍が見込めないものなどに対して賞味期限が過ぎたという言い方をすることがあります。

逆の意味で賞味期限内とはあまり言いません。


「消費期限」とは?

弁当、ケーキ、サンドイッチなどパッケージのある生ものの食品につけられる表記でいたみやすいものは賞味期限ではなく消費期限となります。

この期間までは安全に食べられことが保証されていますが、この期間を大きく過ぎてしまうと安全は保証できないため、こちらも期間内に食べるのがベターと言えます。

また、賞味期限と同じく開封後はできるだけ早く食べることが推奨されています。

生もの中心のため、保存食に関しては消費期限はあまり使われていません。


「使用期限」とは

食べ物ではなく、医薬品に表記が義務付けられているもので、例えば直射日光を避けるなど指定された保存条件下で未開封の状態の医薬品が品質を保ち続けるとされる期限となっています。

消化器や化粧品などにも使われる言葉です。

薬剤としての要素がないものは有効期限、耐用年数などの言葉が使われることがあり、意味としては使用期限でも通るケースでも使用期限という言葉が使われないこともあります。

「賞味期限」と「消費期限」と「使用期限」の違い

「賞味期限」「消費期限」は食料品に使われる表現で、「使用期限」は医薬品、薬剤、化粧品に使われるものです。

賞味期限のみ若干過ぎても食べる事が可能となっています。

消費期限と使用期限は過ぎる前に使い切る、食べきることが理想です。

消費期限は生もの中心に使われ、スーパーやコンビニではおにぎりや弁当、サンドイッチなど冷蔵コーナーに置かれているものが多くなります。

賞味期限はスナック菓子やレトルト食品などに付けられているもので、消費期限と比べて大幅に長くなっています。

使用期限は賞味期限よりも長いケースが多いですが食べ物には使われません。

まとめ

「賞味期限」「消費期限」「使用期限」はどれも口に入れるものというくくりができなくはないですが、医薬品や薬剤などの使用期限は口に入れないものにも定められています。

賞味期限は多少過ぎても食べても良いとされますが、消費期限は過ぎた場合安全が保証できないという差が大きく、特に消費期限には注意すべきで、過ぎる前に食べきるべきと言えるでしょう。