「通院」と「受診」と「来院」の違いとは?分かりやすく解釈

「通院」と「受診」と「来院」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「通院」「受診」「来院」の違いを分かりやすく説明していきます。

「通院」とは?

病院に治療を受けるために通うことで、一定回数通うことがイメージしやすいでしょう。

通院する患者のことを外来患者と言います。

往診は病院の方から来てもらうことになるため逆の意味の言葉と言えますが病院による治療を受けていくということでは通院であるという見方もあります。

いわゆる診療を受けず、薬だけをもらう通院もあります。

入院している状態に関しては、その診療科にい続けるわけではありませんが、通院とは言いません。

退院した後に経過観察、薬の処方などで通院が必要になるケースは有り、入院後に往診してもらうというケースはかなり少ないと言えるでしょう。


「受診」とは?

診察を受けることで、往診、通院、入院の状況いずれでも行うことがあります。

診察内容は話を聞く問診、聴診器による聴診、患部などに触れる触診、患部を観察する視診などがあり、問診だけではわからない症状がありますが、診療時間の問題との兼ね合いもあり、問診がメインとなってしまう診察というケースもあります。

性質的に心療内科では問診がメインとなります。

通院して受診することを外来受診というケースもあり、どちらかと言うと大きい病院で使われています。

通院状態で診察を受けないというケースは症状が安定しつつ薬の処方が必要という患者において見られ、こちらも時間的な問題を抑えるために行われていることと言えます。


「来院」とは

病院を始めとした「院」と付く施設に来ることで、少年院の面会に関しても来院となり、病院においての来院は病院に来ること全般を指す事が多く、入院するために来院する、診察してもらうために来院すると言った使い方をし、医療機器、医療材料メーカーが来院するという使い方もできます。

病院ホームページでは初めて来院する人のために手続き方法を紹介しているところもあります。

紹介状がある場合でもない場合でも来院という使い方ができます。

「通院」と「受診」と「来院」の違い

来院という言葉は患者である、ない問わず病院に行くことという意味の言葉で、患者が来院してから様々な診察を受ける受診をしてもらったり、複数回の診察を受ける通院をしたりするということになります。

受診目的の来院、通院目的の来院という使い方も可能です。

来院は医療機器の業者、患者の面会などにも使え、少年院の面会となど「院」の付く施設に行くことを指しています。

なお、往診してもらって受診してもらうというケースでは来院せずに診察を受けるということになります。

まとめ

「通院」「受診」「来院」では範囲の最も広い言葉が来院で、患者以外にも使うことが出来る言葉です。

通院は病院に通うことで、期間をあけて複数回の診察を受けに行くこと、受診は医師の診察を受けることで、基本的には病院で行いますが、往診というケースもありえます。