この記事では、「ミニマム」と「ミニマル」の違いを分かりやすく説明していきます。
似ている言葉を区別しましょう。
「ミニマム」とは?
ミニマムとは、もっとも小さい数字のこと。
その中で、もっとも下の階級をあらわします。
ボクシングでミニマム級というと、17レベルあるうち一番下を指します。
47キロ以下の小柄の選手を対象にした級です。
海外では軽さをイメージして、ストロー級と呼ばれることもあります。
またミニマムには小さい、薄いという意味もあります。
そのためミニマム財布というと、手のひらにすっぽり収まる小型の財布をいいます。
小銭と数枚のカードだけが収納できる、おしゃれなサイズ感が魅力です。
「ミニマル」とは?
ミニマルとは、物を持たないこと。
同じ読み方の英語が語源になっていて「最低限の」という訳があります。
そのため「ミニマルライフ」や「ミニマルな生活」というと、余計な物を置かないナチュラリストの暮らしをいいます。
生活するために最低限必要な調理アイテムや洋服は持っているけれども、それ以上は求めない暮らしぶりをいいます。
このようなシンプルな生き方をしている人は「ミニマリスト」です。
整った部屋と清潔な暮らしが手に入ることから、人生設計のひとつに注目されています。
「ミニマム」と「ミニマル」の違い
どちらも間違えやすいカタカナ語です。
「ミニマム」と「ミニマル」の違いを、分かりやすく解説します。
「ミニマム」とは、階級の中での最下層をあらわします。
また薄っぺらい、軽くて持ち運びしやすいという訳もあります。
ミニマム財布というと、ポケットに入る小型の財布をいいます。
一方でミニマルは、ミニマリストのように「無駄を省いた生き方」を指します。
最低限の物だけで暮らしを整えていく、ナチュラルなライフスタイルです。
ただ最近ではミニマムとミニマルの境界線が曖昧で、混在して用いられていることも多いです。
本来の意味と離れた訳でミニマムが用いられていることもあるので、基本の訳を抑えておくといいでしょう。
ちなみにミニマルをこよなく愛するのが、ミレニアル世代と呼ばれる人たちです。
ミレニアル世代とはZ世代のひとつ上の世代で、1980年から1995年の間に生まれた人をあらわします。
SNSの扱いが上手く、他者に流されない自由な層として知られています。
まとめ
「ミニマム」と「ミニマル」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらも間違えやすい日本語のひとつ。
混在して用いられているので、線引きしておくといいでしょう。
ミニマムはボクシングの級をあらわす言葉で、最低レベルをいいます。
多くの階層のうち、1番下の層です。
また軽くて薄い財布、飽きのこない洋服の形容詞にも使われています。
一方でミニマルとは、最低限のこと。
余計な物は持たない暮らしをしている人をミニマリストといいます。
違いを抑えて、あなたの暮らしに活かしてみてください。