この記事では、「ダイアローグ」と「モノローグ」の違いを分かりやすく説明していきます。
カタカナ語を区別しましょう。
「ダイアローグ」とは?
ダイアローグとは「対話」のこと。
ビジネスでは、人と人のコミュニケーションを指します。
チャットやメールではなく、直接会話をして理解を深めていくのがダイアローグになります。
もともとダイアローグは、アメリカの学者によって生み出された理論です。
自分の意見をオープンにすることで、その人がどのような価値観を持っているのかシェアしていけます。
ダイアローグを社内で定期的に設けることで、お互いのメンバーが普段どのような考えをしているのか把握することができます。
同時にスタッフ自身が、自分の内面について熟知していけます。
自分と相手を知るための会話が、ダイアローグです。
「モノローグ」とは?
モノローグとは「独話」のこと。
一人で話す、自分のための言葉です。
身近なところでは「ひとりごと」に似ています。
モノローグは演劇やミュージカル、ドラマなどお芝居で使われています。
登場人物のリアルな思いを描き、観客に伝わるように表現するのがモノローグです。
モノローグがあることで、単調な演技にメリハリが生まれます。
喜怒哀楽が伝わりやすくなり、物語に抑揚がつきます。
私生活ではなかなか取り入れにくい手法ですが、クリエイティブの現場では重要視されている演出法のひとつです。
「ダイアローグ」と「モノローグ」の違い
それぞれ似ている、カタカナ語です。
「ダイアローグ」と「モノローグ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ダイアローグ」と「モノローグ」の違いは、何人で話しているかの差です。
ダイアローグは対話なので、少なくとも2名以上のメンバーが必要になります。
自分の思いを伝えて、相手の思いに耳を傾けるコミュニケーション法をいいます。
そしてモノローグは、独話のこと。
一人で話す言葉なので、その場にいるのは基本的に「一人」です。
またダイアローグは、人材育成や企業内研修などビジネスシーンで使われます。
組織の力を高めるために、相互理解を深めるためにおこなうのが「ダイアローグ」です。
一方でモノローグは、ドラマや舞台の脚本や演出で使われる手法です。
モノローグを挟むことで、登場人物がどのように感じているのか、より感情移入しやすい舞台が作れます。
おさらいすると複数でおこなうのが「ダイアローグ」一人でするのが「モノローグ」です。
似ているカタカナ語を区別してみてください。
まとめ
「ダイアローグ」と「モノローグ」の違いを分かりやすくお伝えしました。
ダイアローグは対話のこと。
社内研修で使われる方法で、会話を繰り返しながら自分と相手の内面を見つめていく方法です。
そしてモノローグとは、独語のこと。
演劇で用いられるスタイルで、キャラクターの心情を如実にあらわした言葉になります。
それぞれの差を知って、知識を磨いてみてください。