この記事では、「ロスレス」と「ハイレゾ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ロスレス」とは?
「ロスレス」とは音声の劣化が起きない音声データの通信方法です。
ネットで配信されているデータはダウンロードされる際に一度圧縮され、ダウンロードした端末に移り切ると解凍されるという形式でデータがやり取りされます。
音声データも同じなのですが圧縮解凍方法によっては解凍しても元通りにできない、言ってしまえばロスしてしまうデータが存在するものです。
なのでそういったデータロスが発生しないように圧縮して配信することで元のデータをそのまま他の端末に移せるようになっているものを「ロスレス」と言います。
「ハイレゾ」とは?
「ハイレゾ」とは原曲をCDよりも細かく区切って記録することで音質を良くしたことを指す言葉です。
原曲を録音して音声データにする場合元々の音を一定間隔で切り分けて、切り分けた音を順番に流すことで曲になるという風に音声データが作られます。
そしてその切り分ける間隔をCDの間隔より更に細かく切り分けたものが「ハイレゾ」です。
より細かく切り分けていることでより原曲に近い音質やよりなめらかな音の波になりますが、音声データの容量はとても大きくなってしまうのが欠点と言えます。
「ロスレス」と「ハイレゾ」の違い
「ロスレス」と「ハイレゾ」の違いを、分かりやすく解説します。
元となる音声データから劣化させずに音声データをやり取りできる通信方法が「ロスレス」で、元となる音をより詳細かつ鮮明な音声データにしたものが「ハイレゾ」です。
「ロスレス」は音声データを劣化させない方法で、「ハイレゾ」は生音声から劣化させない方法と言えるでしょう。
まとめ
「ロスレス」は音声データをそのまま劣化させずに配信していることを表し、「ハイレゾ」は原曲をより細かく精密に音声データへ変換していることを指す言葉です。
せっかくの「ハイレゾ」でも通信方法でロスが大きいと高音質音声データが台無しになりかねないので、音質にこだわればこだわるほど「ハイレゾ」だけでなく「ロスレス」も兼ね備える重要度が高くなると言えます。