「休戦」と「停戦」と「終戦」の違いとは?分かりやすく解釈

「休戦」と「停戦」と「終戦」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「休戦」「停戦」「終戦」の違いを分かりやすく説明していきます。

「休戦」とは?

2つの意味があります。

ひとつは、合意によって戦争中の攻撃・防御などを一時的にやめることです。

戦争中の行為についてを意味しています。

戦争中は、武器などを使って攻撃をし、攻撃されたものを防ぐ行為が繰り返されます。

この行為を合意によって一時的にやめることをこの言葉は意味します。

やめるのは一時的なもので、再開する可能性はあります。

もう一つの意味は、相手に勝とうとして戦うことを一時的にやめることです。

討論をしていたとします。

討論をしている人たちは、自分が勝とうという意思を持っています。

場合によっては討論が長引くことがあります。

そういった場合、一旦討論がやめられます。

何時間にも及ぶ場合は疲れてしまうし、食事をする、眠るなどをしなければなりません。

一旦はやめても再開する可能性はあります。

この一旦やめることを意味する言葉です。


「停戦」とは?

互いに戦っていたもの同士が、何らかの理由で合意をして、一時的に戦いをやめることです。

ある勢力とある勢力が武力で戦っていたとします。

双方ともに戦い続けて疲れてきたので、戦いを一旦やめるということを話し合いをして決めたとします。

それによって攻撃・防御などの行為は一時的にやめられました。

やめられたものの、再開する可能性はあります。

こういった、戦いを一時的にやめることを意味する言葉です。

どういった理由によるものかは意味に含まれておらず、さまざまな理由が考えられます。

合意によって行われるもので、一方的に行われるものではありません。


「終戦」とは

戦争が終わることです。

軍隊同士が兵器を用いて戦う行為を戦争といいます。

それが終わることを意味する言葉です。

続いていたものが、その後続かない状態になることを意味しており、戦いが再開されることはありません。

特にこの言葉は第二次世界大戦が終わりになったことを指します。

現在日本では兵器による戦いは行われておらず、第二次世界大戦が再開されていない状態です。

またこの言葉は、戦争についてを意味しており、意見を戦わせるなどのことではありません。

意見は言葉を用いたものであり、道具は使用していません。

「休戦」と「停戦」と「終戦」の違い

「休戦」「停戦」の戦いを一時的にやめるという意味が同じです。

この行為は合意によって行われます。

「停戦」は道具を用いての戦についての意味だけですが、「休戦」は道具を用いての戦だけでなく、議論のような争い事を一旦やめる意味もあります。

「終戦」は戦争が終わることです。

他の2つの言葉は一旦やめることで再開される可能性がありますが、「終戦」という場合は再開の可能性はありません。

まとめ

どれも道具を用いて争うことに関する意味を持っていますが、戦いを一時的にやめることなのか、終わりを迎えることなのかという点に違いがあります。