この記事では、「及第点」と「合格点」と「落第点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「及第点」とは?
「及第点」とは、ある試験において「合格」する点数のことを言います。
イメージとしては、上の学年に進級できるレベルに達している点数ということになります。
また「及第点」とは素晴らしい点数という意味合いではありません。
どちらかと言えばぎりぎり何とか受かる点数といった意味で使うことが多いでしょう。
「非常に残念だが及第点に数点足りなかった」「及第点ではあったが人に自慢できる点数ではない」「満点は無理でも及第点はとれるでしょう」などと使います。
「合格点」とは?
「合格点」とは、入学試験、採用試験、資格試験などにおいて受かる点数のことを言います。
つまり、その試験によって「合格点」は60点、80点と違いがあり、具体的な点数は決まっていません。
試験によっては「合格点」の点数は非公開となることもあります。
「合格点は間違いなくとれている」「合格点ぎりぎりだと思う」「合格点は非公表とさせていただきます」などと使います。
「落第点」とは
「落第点」とは、試験や審査に「合格」する点数ではなかった、一定の水準に達しているとは認められない点数のことを言います。
「落第点」をとるということは、上級の学年に進級できないという意味でもあります。
「このクラスに落第点をとる生徒はいない」「落第点なんて恥ずかしい」「今回の審査においては落第点だが才能はあると感じた」などと使います。
「及第点」と「合格点」と「落第点」の違い
「及第点」と「合格点」と「落第点」の違いを解説します。
この三つの言葉は試験、審査などに使われる言葉という共通点があります。
「及第点」とは、試験に合格できる点数という意味があります。
つまり試験、審査において一定の水準に達していると認められる点数のことになります。
この「及第点」と反対の意味を持つ言葉が「落第点」となります。
「落第点」とは、試験や審査において一定の水準に達していないとされる点数という意味になります。
例えば「及第点」が50点とした時、実際にとれた点数が49点だった場合が「落第点」ということになるのです。
実際には1点の違いですが、大きな差が生まれてしまうわけです。
「合格点」とは、入学試験、採用試験、資格試験などに受かるとされる点数のことを言います。
「及第点」「落第点」が主に学業に対して使われるのに対し「合格点」は学業以外にも幅広く使う言葉であると覚えておきましょう。
最後に覚えやすく、簡単にまとめますと「及第点は試験に合格する点数、進級できる点数」「合格点は、試験に受かる点数のこと」「落第点は不合格となる点数、進級できない点数、一定の水準に達していないとされる点数」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「及第点」と「合格点」と「落第点」の違いを解説しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けていきましょう。