「コイル」と「コンデンサー」の違いとは?分かりやすく解釈

「コイル」と「コンデンサー」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「コイル」「コンデンサー」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コイル」とは?

「コイル」とは、「電線(銅線)をコイル状にグルグルと巻いてつくられている電子部品」です。

電子回路で使用される「コイル」は、「電流と磁気を相互作用させる働き」を持っています。

つまり、「コイル」に電気を流すと、コイルの周囲に磁界の磁気が発生して金属をくっつけたり離したりします。

また「コイル」に磁力のある磁石をくっつけたり離したりすると電流が発生しますが、この働きを「電磁誘導」といいます。

「コイル」には、「直流電流」を通す性質があります。


「コンデンサー」とは?

「コンデンサー」とは、「二枚の板状の金属によって絶縁体(空気)を挟んだ構造を持つ電子部品」です。

電子回路でよく使われる「コンデンサー」は、絶縁体の働きで「直流電流」を通さない性質があります。

直流電流を「コンデンサー」に流すと、「プラス電源につないだ側に正電荷、マイナス電源につないだ側が負電荷の蓄電(充電)」をすることができます。

「コンデンサー」の部品の役割は、「電流を流すことによる充電+負荷(電球)などを接続することによる放出」にあるのです。

また「コンデンサー」は、「交流電流」を電荷の周波数による入れ替わりの形で通します。


「コイル」と「コンデンサー」の違い

「コイル」「コンデンサー」の違いを、分かりやすく解説します。

「コイル」「コンデンサー」は電子回路でおおむね必須となる電子部品です。

「コンデンサー」には「電気を溜めたり放出したりする機能」がありますが、「コイル」には「蓄電+電気放出の機能」はありません。

「コイル」「電線をグルグルと何重にも巻いてつくられた部品」ですが、「コンデンサー」「板状の金属二枚で絶縁体を挟み込んだ部品」であるという形態の違いも挙げられます。

機能面の最大の違いは、「コイル」「直流電流をそのまま通す」が、「コンデンサー」「交流電流だけしか通さない+直流電流は遮ってしまう」といった違いになります。

また「コンデンサー」には、「コイル」のように磁界を発生させて「電磁誘導」を可能にする働きはありません。

まとめ

「コイル」「コンデンサー」の違いを詳しく説明しましたがいかがでしたか?「コイル」「コンデンサー」の違いについて知りたい人は、この記事を参考にしてください。