この記事では、ガンプラの「HG」と「MG」の違いを分かりやすく説明していきます。
「HG」とは?
「HG」とはハイグレードの略で原作の機体と比べて1/144のスケールで作られていることを指します。
お台場に作られた実物大のファーストガンダムが18メートルなので、その1/144である「HG」ガンダムは12. 5センチメートルです。
ガンダムシリーズのプラモデルは多くがこの「HG」という原作での大きさに対して1/144スケールで作られているため、機体ごとの大きさによって完成するプラモデルの大きさも違います。
そのため大きな機体の「HG」モデルは小さな機体でより大きなスケールのプラモデルより大きいことも珍しくありません。
また「HG」はプラモデルとしてのクオリティはもちろん組みやすさも重視されたスケールであり、関節等の可動性も十分確保された上で組みやすく設計されており、パーツごとに塗装もされているので初心者でも手を出しやすいガンプラの規格と言えます。
「MG」とは?
「MG」とはマスターグレードの略であり原作の機体と比べて1/100のスケールで作られていることを指します。
実物大のガンダムが18メートルなので、「MG」のガンダムは18センチメートルです。
「HG」と比べると大きさも二周りほど大きいですし、基本的なサイズが大きくなったことからパーツも細かく組み合わせやすく、「HG」では妥協してシールで再現したり彩色が諦められている細部の色をパーツの組み合わせで再現できるようになっています。
可動部も増やせるので細かいポージングもさせやすく、ただ大きいから迫力がある以上のクオリティを発揮するのが「MG」です。
ただしその分使用するパーツが多く細かいパーツも多いので組み立てるだけでも「HG」より大きな労力がかかり、ガンプラに組み慣れてきてより迫力と再現度を求めたいという人におすすめの規格と言えます。
ガンプラの「HG」と「MG」の違い
「HG」と「MG」の違いを、分かりやすく解説します。
原作の機体設定に対して1/144サイズで再現されたプラモデルが「HG」で、1/100サイズで再現されたプラモデルが「MG」です。
単純に大きさも違いますが「HG」では簡略化されていた部分も「MG」ではパーツの組み合わせでしっかり再現されていることが多いので、同じ機体のガンプラでも「HG」より「MG」の方がパーツ数が多くなります。
初心者でも組みやすく楽しみやすいガンプラのスケールが「HG」で、中級者以降でないと難しいけれど高い迫力と再現度を楽しめるスケールが「MG」と言えるでしょう。
まとめ
「HG」と「MG」ではサイズが1/144か1/100かという数字の違いしかありませんが、組み上げて実物を見てみると素組みだけでも大きさとクオリティにとても大きな差があることを実感するものです。
しかし何でも「MG」なら良いというわけではなく、たくさんガンプラを買う人にとっても「HG」の組みやすさと並べやすさは魅力ですし、「HG」はガンプラ初心者からベテランプロモデラーにまで愛好されています。