この記事では、「ついぞ」と「ついに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ついぞ」とは?
「ついぞ」とは今までにそういった出来事が起きたことがないという場合に使われる言葉です。
「ついぞ」の後にはしたことがないや来なかったなどの否定する文が続く形で使われます。
なにかの状態や行為について言及する際に使われますが、一度でもそういった状態や行為を経験したことがある場合には使われず、そうなったりそうしたことが過去に一度もない場合にだけ使われる言葉です。
「ついに」とは?
「ついに」とは長い時間を経た後になんらかの結果に至ったことを指す言葉です。
待ち望んでいたことに対して使われる言葉と思われがちですが、それは待っている時間は長く感じられるものなのでその長い時間が経ったというニュアンスで使われています。
本来は待ち望んでいたかどうかは関係ありません。
また他にも同じ状態が最後まで続いている様子の表現としても使われますし、今まで前例がないことをしたりそういった未経験の出来事が起きたという意味で使われることもあります。
「ついぞ」と「ついに」の違い
「ついぞ」と「ついに」の違いを、分かりやすく解説します。
今までそういった行為や事態がなかったという場合に使われるのが「ついぞ」で、長い時間が経った後に結果にたどり着いたりある状態が最後まで続いた時などに使われるのが「ついに」です。
「ついぞ」はその後に否定文が続きますが「ついに」は否定文が続くとは限りません。
どちらも今までにそういった出来事はなかったという場合に使われることがある言葉ですが、その用途としては「ついぞ」は今もそういった出来事が起きていない場合に使われ、「ついに」は今はそういった出来事が起きていた場合にも使われます。
まとめ
どちらも前例がない出来事について言及する場合に使われることがありますが、「ついぞ」はその意味しかないのに対し「ついに」は他の意味で使われることのほうが多いと言うのは大きな違いです。
また前例がない出来事について言及するという用途でも、使われ方はそれぞれ違う点には注意が必要でしょう。