一時は抗酸化作用があるということで、大きな話題になって売り切れなども起きたのが「アルカリイオン水」というものです。
それでは、この「アルカリイオン水」とはどういう意味でしょうか。
また、「天然水」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「アルカリイオン水」と「天然水」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アルカリイオン水」とは?
「アルカリイオン水」とは、その名前の通り、水質がアルカリ性になっている電解質の水のことです。
抗酸化作用があるとして様々な機能があると言われていた時期もありましたが、現在では、整腸作用によって、腸内環境を適切に保つことがメインの効果と言われています。
「天然水」とは?
「天然水」とは、産地がはっきりしている湧水などを処理してボトルに収めたもののことです。
雨水や雪が長い年月をかけて土の中に染み込んでゆき、自然環境の中で濾過されて美味しい成分がのこった地下水が原料です。
「アルカリイオン水」と「天然水」の違い
「アルカリイオン水」と「天然水」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの水は、コンビニやスーパーなど売られている水であることは同じですが、そもそも製法が違います。
この2つの違いを最も簡単に説明するとすれば、「アルカリイオン水」は、水道の水が元であり、「天然水」は場所が明確になっている水源の湧き水等が原料になっているということです。
ただ、原料を出荷可能な製品にするまでのプロセスにも大きな違いがあるので、その部分も明確にしておく必要があります。
まず、「天然水」は、原料となる水のおいしさや成分を変えないのが基本なので、水質検査の後、濾過、殺菌されるだけです。
それに対して「アルカリイオン水」は、水をアルカリイオン整水器という装置で電気分解して、アルカリ性の水に変えます。
まとめ
この記事では、「アルカリイオン水」と「天然水」の違いを、解説してきました。
この2つに関しては、購入する水として有名で、今は極めて普通に飲まれているものですが、ちょっと前までは水道からいくらでも出てくる水を購入するなんて考えられないと思われていたこともありました。