この記事では、“firm”と“solid”の違いを分かりやすく説明していきます。
「firm」とは?
“firm”には、名詞と動詞の意味があります。
名詞の主な意味は4つです。
1つめは、堅いです。
物や土台がしっかりしていて、形が崩れないという意味を持っています。
たとえば、家の土台は人が押すなどちょっとした力では、ぐらつくことがありません。
地震に耐えられるほどの強さを持っている土台もあります。
このような、しっかりしているさまを意味しています。
2つめは、価格や市場が変動しないです。
変動とは動きがあることなので、変動しないは動きがないという意味になります。
価格や市場がしっかりとしているといえるでしょう。
3つめは、信念や決意が確固たるです。
堅固で動かないさまを意味しています。
あることを決めたら、他の人に何を言われても気持ちが揺らがないようなことをいいます。
4つめは、確実な、十分なです。
危ないところがなく、間違いがないさまを意味しています。
動詞の意味は、地面などをしっかり固める、安定させる、契約などを確定するです。
地面をしっかりと固めれば堅くなります。
価格や市場が安定していれば簡単には変動しません。
契約が確定すれば、確固たるものになるでしょう。
形容詞の意味に通じるものがあります。
「firm」の使い方
堅くしっかりしているという意味で使用をします。
形が変わったり、壊れてしまったりしないさまを指しています。
「solid」とは?
“solid”には形容詞と名詞の意味があります。
形容詞の主な意味は3つです。
1つめは、物が固い状態のです。
手でつぶせるような柔らかいうどんも、冷凍庫に入れるとカチカチに固くなります。
池の水が凍ると手では簡単に割ることができません。
このようなさまが固いです。
2つめは、詰まったです。
物が中身が全部詰まった、場所に人が入る余地がないほど詰まった、知識が充実したといった意味になります。
3つめは、しっかりしたです。
ベッドは人がのっても壊れることがないしっかりした造りをしています。
スケートリンクの氷は、人が上に乗って滑っても壊れることがないほど、しっかりしています。
安定感がある、頑丈なといった意味です。
名詞の意味は、固形物、固体です。
「solid」の使い方
中身が詰まっていてしっかりしているという意味で使用をします。
中身が詰まっていないもの、たとえばカミフウセンなどは柔らかくて潰れてしまいます。
しかし、中身がしっかり詰まっているもの、たとえばベッドに使われている木材などは、簡単には壊れません。
しっかりとしていて固い、しっかりしていて安定感があるといったことに使用をする言葉です。
「firm」と「solid」の違い
2つの言葉は、簡単には崩れないという意味を持っていますが、ややニュアンスが違います。
“firm”は形が崩れないさま、“solid”は中身が詰まっていて固いさまを意味しています。
まとめ
2つの言葉は似ている意味を持っていますが、ニュアンスが異なります。