この記事では、“revert”と“reply”の違いを分かりやすく説明していきます。
「revert」とは?
“revert”には3つの意味があります。
1つめは戻るです。
元の状態・考え・話題などに戻ることをいいます。
会話をしていると、いつの間にか最初に話していた内容とは別の内容を話していることがあります。
そんなとき、「あれ、何を話していたんだっけ」と気が付くと、最初に話していた内容に戻ることができます。
このような状態を指す言葉です。
2つめは、生物が先祖返りをするです。
生物は長い年月をかけて進化をし、遺伝子が変化をしてきました。
ところが、先祖が持っていた遺伝子が突然子孫に現れることがあるのです。
たとえば、斑入りの植物に斑がなくなってしまうなどです。
このような現象を先祖返りといいます。
3つめは、財産が以前の所有者や相続人に復帰するです。
誰かに渡ってしまった財産が、もともと持っていた人のところに返ってきて、もとの状態になることをいいます。
「revert」の使い方
戻るという意味合いで使用をします。
もとの状態・考え・話題・先祖の状態・習慣などについていいます。
「reply」とは?
“reply”には、名詞の意味と動詞の意味があります。
名詞の意味は3つです。
1つめは、質問などに答えることです。
質問をされてそれに対して何か反応をする、手紙が届いてそれに返事を書くなどのことをいいます。
2つめは、行為などに応じることです。
相手がしたことに対して行動することを意味しています。
反応、応報、応酬などといいます。
3つめは、コンピューターの反応です。
動詞の意味は3つあります。
1つめは、質問などに答えるです。
「今日の晩御飯は何を食べたい」と聞かれる、これは質問です。
それに対して「ハンバーグがいい」という、これは答えるです。
手紙に返事を書くという意味もあります。
手紙への返事も答えといえるでしょう。
2つめは、行為などに応じるです。
相手が行ったことに対して、こちらが何かをすることを意味しています。
3つめは、コンピューターなどがコマンドに応答するです。
「reply」の使い方
返事という意味で使用をします。
質問への返事は答える、行為への返事は応報・応酬・反応、コンピューターの返事は応答といいます。
「revert」と「reply」の違い
“revert”は戻るという意味を持ち、“reply”はお返しをするという意味を持つ点が違います。
「戻る」は元の状態になること、「お返しをする」は仕返し、返礼、返答のことを意味しています。
また、“revert”は動詞の意味しかありませんが、“reply”は動詞と名詞の意味がある点も違います。
まとめ
一方は戻る、もう一方はお返しするという意味を持つ言葉です。
戻るとお返しをするは似ているように感じますが、それぞれ違う意味を持っています。
そのため、“revert”と“reply”は意味の違う言葉です。