この記事では、“strike”と“hit”の違いを分かりやすく説明していきます。
「strike」とは?
“strike”の主な意味は4つあります。
1つめは、人や物を打つ、打ちつけるです。
手や道具を使って打つ、打ちつけることを指しています。
打つとは、物を他の物に向けて強く当てることです。
野球では、飛んでくるボールに向かってバットを強く当てます。
こういった動作が打つです。
2つめは、ぶつかる、当たるです。
ぶつかるには、進んでいって物や人に接触するという意味があります。
アクセルとブレーキを踏み間違えて、電信柱に車が突っ込んでしまった、などのニュースがテレビや新聞などで伝えられることがあります。
この、電信柱に車が突っ込むことが、ぶつかるです。
この場合は、車が電信柱にぶつかったといいます。
3つめは、突然襲うです。
突然に、軍隊が人を襲う、病気が人を襲う、災害が人を襲うなどを意味しています。
4つめは、人の心を打つ、心に触れるです。
心を打つには、強く心に触れる、感動させるという意味があります。
「strike」の使い方
強く打つが、おおもとの意味です。
強く打つから、攻撃する、襲うという意味になります。
心に触れるは、心を強く打つことです。
こういった強く打つことを指して使用します。
「hit」とは?
“hit”の主な意味は4つあります。
1つめは、動くものが激しく当たるです。
車が電信柱にぶつかる、ボールが顔に当たる、弾丸が体に当たるなどをいいます。
これらはどれも、動いているものが止まっているものに当たっています。
2つめは、激しく打つです。
強い力を込めて、手でたたくことや、道具で打つことを意味しています。
優しくではなく、強く打つことです。
野球でホームランを出すためには、バットにボールが軽く当たるくらいではダメです。
ホームランを打つ選手のバットの振り方を見てもわかる通り、ホームランを出すためには強い力が必要です。
あのような強い力で打つことを“hit”は意味しています。
3つめは、行きあたるです。
考えが浮かぶ、場所につく、出来事に偶然ぶつかるなどの意味の行きあたるを指しています。
4つめは、伝達媒体に現れるです。
伝達媒体とは、一方から他方に伝える仲立ちをするもののことで、新聞、電波、音などがあります。
紙面を使って現れることは載る、電波を使って現れることは乗る、音を使って現れることは出るといいます。
「hit」の使い方
「強く当たる」が中心となる意味で、そこから行きあたる、現れるなどの意味になります。
当たるという意味では、軽く当たることには使用しません。
「strike」と「hit」の違い
2つの言葉で似ている意味は、打つです。
どちらの言葉も、軽くではなく、強く打つことを意味しています。
しかし、“strike”は打つというニュアンスで、“hit”は当たるというニュアンスである点が違います。
まとめ
打つという意味が似ている2つの言葉ですが、ニュアンスがやや違います。