「behave」と「act」の違い(difference)とは?英語を分かりやすく解釈

「behave」と「act」の違い英語

“behave”“act”はどちらも「行動する、ふるまう」という意味です。

会話や文章の中では相互に置き換え可能なケースも多いですが、必ずと言うわけではありません。

この記事では“behave”“act”の違いを分かりやすく説明していきます。

「behave」とは?

“behave”「ふるまう、行儀良くする、作用する」という意味です。

社会の中での行為、習性、態度や行儀などを広く指し、人間以外の行為についても用います。

“behave”の成り立ちはbe(完全に)とhave(持つ)が結合したもので、「完全に自分自身を支配する」というのが元の意味です。

動詞の“behave”に様態を表す副詞のwell、badly、illなど付けると、行動の様子をより詳細に伝えることができます。


「act」とは?

“act”「行動する、行う、見せかける、ふりをする、働く、作用する」という意味です。

特定の場面で行われる具体的な行為、行動や活動を表します。


「behave」と「act」の違い

“behave”“act”はどちらも「行動する」という意味ですが、日本語に訳すと多少のニュアンスの違いがあります。

それは“behave”「礼儀正しく」の意味を含むからで、そのため文脈によっては必ずしも置き換えができるわけではありません。

動詞である“behave”“act”を入れ替えて文章としては成立しても、意味が異なることがあることを覚えておいてください。

「behave」の例文

・『He behaved like a gentlemen. 』(彼は紳士らしくふるまいました。)

・『Tell me how she behaved toward you last night. 』(彼女が昨夜あなたにどのような態度だったか教えてください。)

・『He does’t know how to behave. 』(彼は行儀作法を知りません。)

・『The medicine behaved as we expected. 』(その薬は期待どおりに効きました。)

「act」の例文

・『I should have acted quickly. 』(私は速やかに行動するべきでした。)

・『Think before you act. 』(行動する前に考えなさい。)

・『He acted as chairman. 』(彼は議長を務めました。)

・『She acted in five plays by Shakespeare. 』(彼女はシェイクスピアの5つの芝居に出演しました。)

まとめ

“behave”“act”はどちらも「行動する、ふるまう」という意味です。

ただし、“behave”には「礼儀正しく」と言う意味を含むことがあります。

そのため文脈に応じて“behave”“act”を置き換えできないケースもあることを覚えておきましょう。

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