この記事では、“bad”と“badly”の違いを分かりやすく説明していきます。
「bad」とは?
「bad」の意味は数多くありますが、主なものは以下の通りです。
1つ目は「悪い」「標準以下の」という意味で、ある基準を下回って良くない様子を言います。
2つ目は「不正な」「不道徳な」という意味で、よこしまな様子を言います。
3つ目は「欠陥のある」「不正確な」という意味で、機能などが十分でない様子を言います。
4つ目は「不快な」「無礼な」という意味で、態度が良くない様子を言います。
5つ目は「大変な」「ひどい」という意味で、ものごとの状態が良くないことを言います。
上記に共通するのは「程度が低い様子」という意味です。
「bad」の使い方
“bad”は「悪い」「不正な」「欠陥のある」「不快な」「大変な」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、名詞として「悪い状態」「不運」「破滅」「損失」「堕落」などの意味で使われます。
基本的に、ものごとの程度が低くて悪い、ひどい様子を表す時に使われる言葉です。
「badly」とは?
“badly”の意味は以下の通りです。
1つ目は「悪く」「不正確に」という意味で、ものごとが正常な状態でない様子を言います。
2つ目は「下手に」「まずく」という意味で、程度が低い様子を言います。
3つ目は「大変に」「ひどく」という意味で、ものごとの状態が良くない様子を言います。
上記に共通するのは「程度の低い状態でものごとが起きる」という意味です。
「badly」の使い方
“badly”は「悪く」「下手に」「大変に」「ひどく」などの意味で使われます。
副詞として使われ、文の頭や主語の後、動詞の後、文の最後など、様々な位置に来ることがあります。
基本的に、悪い状態や酷い状態でものごとが行われる時に使われる言葉です。
「bad」と「badly」の違い
“bad”は「悪い何か、ひどい」何か」という意味です。
“badly”は「悪く何かする、ひどく何かする」という意味です。
「bad」の例文
・『She has a bad luck. 』
(彼女は運が悪い)
・『I think she has a bad company. 』
(思うに彼女には悪い仲間がいるのではないか)
・『She sprayed sofa to remove a bad smell. 』
(彼女はソファの酷いにおいを消すためにスプレーをかけた)
「badly」の例文
・『She is badly off for money. 』
(彼女はお金に困っている)
・『I heard she spoke badly of you. 』
(彼女が君のことを悪く言うのを聞いたよ)
・『He speaks English badly. 』
(彼の英語は酷いものだ)
まとめ
今回は“bad”と“badly”について紹介しました。
“bad”は「悪い・ひどい」、“badly”は「悪く・ひどく」と覚えておきましょう。