聞き慣れない発酵玄米ってなに?
この記事では、「発芽玄米」と「発酵玄米」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発芽玄米」とは?
1970年代後半の自然食、健康食ブームで玄米食は既にブームになっていましたが、90年代半ばから玄米食の中で推奨される様になった手法と言っていいでしょう。
玄米を水につけて発芽させてかは改めて炊飯します。
発芽による酵素の働きでGABA成分などが増加しているのが特徴でしょう。
かつては自ら玄米を水につけて発芽させないといけませんでしたが、健康食品ブームにのって「はくばく」や「ファンケル」等からパック米で販売。
比較的近年は手間暇かけずに食べれる様になりました。
「発酵玄米」とは?
玄米に塩と小豆を入れて炊いた後、数日間保温ジャーや炊飯器の保温機能を使って温度管理。
それによって発酵させたものと言っていいでしょう。
黒ニンニクや米麹で作る甘酒など2010年代半ばの発酵食品ブームのピーク時に軽く流行しています。
メリットとしては発芽玄米同様にGABA等の成分が増加する事です。
「発芽玄米」と「発酵玄米」の違い
「発芽玄米」と「発酵玄米」の違いを、分かりやすく解説します。
70年代後半の自然食ブームの時には既に玄米食は身体に良いと言われていましたが、この2つの言葉はありませんでした。
現在では発芽玄米は一般的な玄米食の手法としてポピュラーですが、後者はあまり浸透していないと言っていいでしょう。
大きな違いは前者は玄米を水に数日浸けておき発芽してから炊きます。
後者は発酵ありきで玄米を炊飯。
そのため発酵しやすくなるために小豆と塩を入れて炊飯し、一定温度管理して数日、およそ3日経過してから食べないと意味がありません。
このため発芽玄米は現在では当初から発芽させて真空パック販売もされており、手軽に楽しむ事ができるでしょう。
一方の発酵玄米はまだその域には浸透していないのが現状です。
保温ジャーや炊飯器の保温機能を使う事でピンときた方もいると思われます。
工程は黒ニンニクや米麹甘酒などと一緒。
2010年代の発酵食品ブームの時に取り上げられたもので発芽玄米と比べるとその歴史はまだ新しいと言えます。
まとめ
発芽玄米は玄米を水に浸して数日起き発芽させる事で栄養素の増加を引き出したもの。
発酵玄米は玄米を炊いてから数日間起き発酵させる事で栄養を増加させたものです。
認知度の差は大きく前者は既に市販されたものを手軽に入手できます。
また白米や玄米に混ぜて炊くタイプのものもあり、認知度や普及、浸透の度合いは雲泥の差があると言えるでしょう。